エスペラントの旗
緑の星(緑星旗)

ESPERANTO(エスペラント語)

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エスペラント切手

新切手で見る医学史 ザメンホフとエスペラント

Medical Tribune 1997年10月9日号、VOL30,No41から

 本年(1997)クロアチアでエスペラント創作者ザメンホフLazaro Ludoviko Zamen-hof(1859〜1917)の切手が発行された。彼はポーランド人で,少年時代から 1 つの言語への夢を描いていた。モスクワとワルシャワの大学で医学を学んで1885年に医師となり,ウィーン大学で眼科を専攻し,ワルシャワの貧民街で奉仕的診療に従事した。87年に完成したエスペラントを発表して終生その普及に努めた。 1997年は彼の没後80年,エスペラント創作110年に当たる。切手には肖像にエスペラントのシンボル緑の星(平和と希望)が添えてある。エスペラントは平和主義的理想を掲げて考案された人工国際語で,従来の民族語,国語に代わるものではない。現在,世界のエスペランティストは約10万人に及ぶと言われ,医学や自然科学方面の人も少なくない。日本エスペラント学会は1919年に創立し,97年現在約1,500名の会員があり,毎年大会が開かれる。(日本医史学会名誉会員,医学切手友の会顧問 古川明)


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