第1回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会 当番世話人挨拶
日本医療マネジメント学会愛媛県支部設立報告
 平成22年5月22日に松山総合コミュニケーションセンター円卓会議室に愛媛県内より発起人(幹事)14名が集まり、 日本医療マネジメント学会愛媛県支部設立について討議しました。 そこで、日本医療マネジメント学会愛媛県支部会則の承認、支部長の選任を行いました。 初代支部長は愛媛大学附属病院医療福祉支援センター長の櫃本真聿先生にお願いし、 正式に日本医療マネジメント学会愛媛県支部の設立を決定しました。
 現在、医療界は混迷を極め、医療崩壊という文字がマスコミを賑わせています。 愛媛県におきましても、医師不足、看護師不足、病院経営状態の悪化など多くの困難な状況が生じています。 地域医療にとりましては本当に暗い時代です。 この時に当支部が発足したことは、本当に時期を得ていると考えざるをえません。
 日本医療マネジメント学会は、全国に会員約6000名を有し、毎年学術総会が行われています。 今年(平成22年)は第12回日本マネジメント学会学術総会が札幌で6月11日、12日の2日間開催され、 多くのシンポジウム、一般演題が報告されました。
この学会はクリティカルパスの研究に限らず、医療安全、医療経営、電子カルテなどについて多くの研究、 および発表が行われます。また、会員も医師に限らず、看護師、薬剤師、事務など多職種にわたっており、 それぞれの立場から見た医療についての研究発表ならびに集いの場になっています。
 現在各県に支部が出来ていますが、愛媛県にはいまだに設立されていない状況でした。 近隣では、香川県支部が数年前に設立され、毎年支部学術集会が盛大に行われています。 また、平成16年には日本マネジメント学会総会を当時の香川労災病院院長原田英雄先生を会長として開催されています。 また、岡山県支部も年2回の学術集会を開催して、活発に活動しています。
 この度の、愛媛県支部の設立につきましては、香川県支部長の藤本俊一郎先生、 マネジメント学会理事の松島照彦先生、坂本すが先生のお力添えがありました。 藤本先生には香川県支部の状況を教えていただきました。 また筑波記念病院副院長松島先生はわざわざ愛媛県まで来ていただき、 支部会の設立方法、支部会の運営、支部集会の開催方法など丁寧に教えていただき、本当に感謝しています。
 この医療の困難な時代を嘆くばかりではなく、困難を乗り越えるべく各愛媛県内医療人が研究するとともに、 一緒に集い、お互いに意見を述べ合い、友好をはかり、手を取り合ってより良い医療を追及していきたいと思います。 当支部がその一助になればと期待しています。
今回5月22日に開催された支部役員会は第0回日本医療マネジメント学会愛媛県支部役員会(支部設立準備会)と呼ぶことにしました。 この会で各役員が決定しました。 そして、私が、当番世話人に選ばれ、第1回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会、 第1回支部総会及び第1回支部役員会を開催することになりました。 平成22年11月21日(日曜日)松山市総合コミュニティーセンター第1,2会議室で行う予定です。 大勢の皆様方の参加、ならびにご協力よろしくお願いいたします。
 詳しくは日本医療マネジメント学会愛媛県支部ホームページ
( http://user.shikoku.ne.jp/takobaya/jhmes/index.html )をご覧下さい。
 平成22年7月1日

 財団法人積善会附属十全総合病院院長   古林太加志

第1回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会