第8回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会会長挨拶


学術集会案内
演題募集案内

第8回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会 2017年度
学術集会会長のごあいさつ

「第8回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会《開催にあたって

テーマ:「地域医療と介護、それぞれの役割と連携 〜平成30年度診療報酬&介護報酬同時改定に向けて〜《

この度、第8回日本医療マネジメント学会愛媛支部学術大会を2018年1月20日(土)に松山リハビリテーション病院で開催させて頂くこととなりました。例年と異なり1月まで遅らさせて頂いたのは、平成30年度医療介護同時改定を見据えてこの日とさせて頂きました。至近の別会場にて同日開催の愛媛県慢性期医療協会研究会では、鈴木邦彦日本医師会常任理事に同時改定について特別講演をお願いしており、当会参加の方も聴講可能(※別途参加費1000円が必要)といたしました。 2000年に介護保険制度ができてから18年が経とうとしています。また疾患別リハビリや回復期リハビリ病棟も同じ時期に制度ができました。この学会の母体である日本医療マネジメント学会第1回総会も1999年でした。今この時期に、医療、介護それぞれの立場で、もう一度原点に立ち返って2025年問題に向けて我々が取り組むべき問題を見つめ直すことが必要かと思います。 私はこの学会の大きな役割の一つは「地域連携を円滑にすること《と認識しています。しかし、未だに医療と介護分野間では共通言語を持つことができず円滑な連携ができているとは思えません。この学会が立ち上がってから病病連携や病診連携はお陰様で非常にスムーズに行くようになってきました。さらなる介護分野への働きかけもこの学会にとって重要な役割ではないでしょうか。 また、昨今看護・介護環境の疲弊が社会問題となってきております。さらに経管栄養や喀痰吸引に対して介護従事者が関わることに賛否両論が見られ、また胃瘻造設についても医療と介護間で相違が見受けられます。それは医療と介護各分野間のコミュニケーションがしっかり取れていないことも理由として考えられます。この大会がその医療と介護間の溝に対して一石を投じられればと思います。 今回は愛媛県慢性期医療協会研究会との同時開催でもあり、慢性期医療や介護分野の方々との交流だけでなく、共に働く者同士の共通の課題でもある少子高齢化対策や近未来医療・介護としてAI(人工知能)の分野から松山東雲女子大学・松山東雲短期大学学長の塩崎千枝子先生ならびに愛媛大学大学院理工学研究科教授の岡本伸吾先生にもご講演を頂けることとなりました。今回の日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会が愛媛の医療と介護のさらなる連携強化の一翼となり、会員皆様の来年度の同時改定に対する準備に少しでも役立ててればと思います。 今年度も多くの方の発表を期待しております。また、会場内で少しでも皆様のコミュニケーションが図れるような話題影響も企画しておりますので、様々な分野の方の参加を心よりお待ち申し上げます。

平成29年5月10日


学術集会案内
演題募集案内