伊 予 節
 伊予の松山名物名所、
 三津の朝市、
 道後の湯、
 音に名高き五色そうめん、 
 十六日の初桜、
 吉田さし桃、
 小かきつばた、
 高井の里のていれぎや、
 紫井戸や片目鮒、
 薄墨桜や緋のかぶら、
 ちょいと伊予絣。

伊予万歳

▲薄墨桜まつりで伊予万歳を披露する子供たち
「松山名所づくし」
 東西、あい務めまするは、松山名所づくしのはじまり、さよんに、
 さて、めでたいのは松山城、
 こうりとけなん山越えの、じせい桜も咲き初めて、
 かおりも吉田のさし桃や、
 道後平野を見渡せば、はるかに伊予の小富士山、
 波に浮かぶや風早の、腰折山や善応寺、
 さて、太山寺のおん寺は、真野長者が建てたもの、
 さて又、伊台のおん寺は、薄墨桜これ名所
 古跡といいし江戸山の、うば桜とて今もなお、枝葉栄えし松の色、
 佐々木の宮や保免の、名も天満つる勅使橋、
 ここに今出と残されて、建立されしおん寺は、玉の御殿の金蓮寺、 
 光を残す燈籠の松の枝葉栄えける。