6月句会より 平成12年6月17日
 

 遙かなる 思い出鏡 夏の月 

 多津子 

 カサブランカ 咲かせて庭の 贅にあり 

 八起
 

 娘に送る 荷に忍ばせて 紺浴衣


 敦子

 岬より 帰りし人の 鯖下げて 


 綾子

 ホトトギス 盛んに啼いて 日の沈む


 高塔
 

 大池の さざ波蒼し 枇杷紅し 

 スマ子

 老境や 憂き日良き日の 明易し  

 快風
 

 いっせいに 蛙鳴き出し 月上がる 

 英子