農産物の貿易自由化と保護貿易


こんにちは(^_^;)
今回は、「農産物の貿易自由化と保護貿易」に付いて考えてみます。

保護貿易は、後進国とか幼稚産業を育成するためには優れており望ましいと
言われております。

しかし、貿易を自由化し国際間の競争を行うことは、長期的には各国の
生産条件を高め世界全体に豊富な商品を安価に供給することができる様に
なります。

また、比較生産費の原理により、各国がそれぞれ比較優位にある財の生産
を特化し相互に貿易を行うならば、各国とも一定の資源を用いてより多くの
量の財を獲得することができ、両国の実質的所得は増大するでしょう。
その上、自由貿易は各国の技術を進歩させ、長期的にみれば雇用を増大させ
ます。

ここで問題となるのが、農業条件不利地における「農業の衰退.崩壊」です。
農業の多面的機能は、公共財や外部経済の側面があります。
ゆわゆる「国土の保全」「水源の涵養」「自然環境の保全」「良好な景観の
形成」といった、環境保全の正の外部経済という性格が強いと思われます。

「貿易の自由化」も「貿易自由化の利益の配分の公平」「食料の安全保障」
「農業の多面的機能の確保」「各国の農業の共存」といった制限のあることを
強く認識していく必要があると思います。
そして、「保護貿易」は行進国とか幼稚産業の育成のみに役立つのではなく、
成熟経済においても人類の共存のために再認識をしていかなければならないと
思うのですが、如何でしょう。。。~.~~
みなさまのご意見をお待ちしております。
  ではでは、また。


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