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写真集『石鎚山(いしづちやま)に抱かれて』
写真・文 一色龍太郎

 これまで国内各地の写真を撮り、写真展の開催などさまざまな活動をしてきた写真家の一色龍太郎さんが、初の写真集として『石鎚山に抱かれて』を出版しました。
 西日本最高峰である石鎚山の麓の町・西条市で生まれ育ち、10代の頃から山登りの魅力に取り憑かれた一色さんは、瓶ヶ森など石鎚山系の山々に何度も登ってきた登山愛好家でもありますが、今回の写真集はいわゆる「風景写真集」ではなく、石鎚山系の大自然の中で生活を営んできた人々の、生活風景などの「記録写真集」です。
 山歩きをする中で見つけた苔蒸した道路の石積み、橋、トンネルといったものは、かつて石鎚山麓の村々に大勢の人が暮らし、霊峰に通じる大動脈があった痕跡。廃村の石碑は、ここで鉱業や養蚕業が営まれ、学校や役場があったという歴史を静かに語りかけてきます。祭りや神楽、さまざまな行事はもちろん、何気ない日常の風景であっても、今しか撮れない写真を撮っておくことの大切さ。「記録されないものは、記憶されない」ことを教えてくれる写真集です。

判型 B5判フルカラー
ページ数 160ページ(写真収録点数190点)
¥2,500+税

アトラス出版 〒790-0023 愛媛県松山市末広町18-8
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