えー、GWということで世間は旅行旅行ですが、おーもとは普段なら家で過ごすこの連休。私としてはヒトと同じ時期に同じ行動してどうすんの、という意見なんですが、そういう時期しか休めない人もいるわけで。5月4、5日に行って参りました一泊二日山陰の旅!宿の手配は久美ちゃんまかせ、クルマも久美ちゃん提供。私は荷造りして待ってただけ。 なぜ山陰なのか?それは縁結びの神様も「遅すぎやろ」と匙を投げる前に出雲大社に行こうという数年来の計画を実行に移すため。すでに遅い?まあそんな崖っぷちの二人の野望渦巻く旅なのです。
朝6時過ぎ、家族がまったく起きてこない大元家の前に久美ちゃん到着。一泊にしては大きめの荷物と山ほどのCDを持って車に乗り込みました。天気は快晴、行楽日和。川内ICから高速に乗りいよいよ壮大な旅の始まりです。
それにしても眠い。ゆうべは2時頃寝たんで寝不足。しかし助手席で寝るのは失礼と眠眠打破のグミとフリスクで乗り切るおーもと。この手の眠気対策グッズは常時携帯しています。この日のために久美ちゃんが用意したビデオカメラで久美ちゃんの横顔を実況入りで撮影しながら瀬戸大橋を渡りいよいよ本州へ。私にとっては海外同然の本州に数年ぶりに上陸です。蒜山SAはさすが人気のスポットだけあってすごい混雑。私と久美ちゃんは名物のジャージー牛乳を使ったソフトクリームを食べました。そして予定では松江玉造ICで降りて八重垣神社に行くはずだったんですが、降り損ねたんで、宍道ICまで行って出雲大社に先に行くことに。
出雲周辺はさすがに混雑していてあと少しなのになかなかたどり着けません。なんとか駐車場(無料!)に停めていよいよ聖地というか独身男女の巣窟へ。ここでお見合いパーティー開いたらだいぶカップルできるんじゃないかなあ
。さすがに出雲大社は広い!んで人が多い。こんなにスピリチュアルな感じがするのになぜ犬連れが多いんだろう…。犬を抱っこしたおばさんが前足を持って拍手を打たせてたときにはさすがに引きました…。巨大な注連縄にお金を投げて刺さったらいいっていうのは知ってたけど、目の前の人が、すでに刺さってたほかの人の硬貨も落としちゃってたりしたので、球技全般苦手な私はやめておきました。で、久美ちゃんが16円お賽銭入れるといいっていうんで、その通りにし、念入りに縁結び祈願。もう必死です。で、その後おみくじをひきました。ここのは「大吉」とか「凶」とかいうんではなくて運勢がお言葉で書いてあります。私の運勢は「心安からずして不意の災難あり」とか恐ろしいことが書いてありました…。久美ちゃんのは「売買:大いに利あり」とかいてあったんで、投資信託始めたら?ってハナシになるところが30代ですな。
出雲大社を満喫した私たちは、もう昼過ぎてたけど、そのまま日御崎灯台へ。ここは母の思い出の地。母が人生で初めて「高所恐怖症」を自覚したんだとか。ここまでの道も混雑してましたー!やっとついたら灯台見学終了まで1時間ないくらいだったんで、そのまま行列に並びました。入り口で見学料をはらって靴を脱いでいざ灯台内へ。中はすごく狭くて長い螺旋階段がえんえん続いています。降りてくる人と行き違うのに苦労しながらいちばん上へ。天気もいいし、風が気持ちよくて最高でした。久美ちゃんも高い所苦手とか言ってたけど、そんなに怖がってなかったし。だけど実はいちばん怖いのは下りの階段だった…。
お土産屋さんでイカ焼きを食べて、16時半くらい。ワイナリーになんとか行けるかもってことになって、急いで島根ワイナリー(17時まで)へ。着いたのが16時45分。一応見学コースもダッシュで見て試飲コーナーへ。当然運転手の久美ちゃんは飲めません。私が無料試飲コーナーで次々味見するのを恨めしそうに見る久美ちゃんは、ノンアルコールのぶどうジュースでがまんしてました。そこでわたしが選んだロゼワインを今晩用に買い、お土産を買い込んで本日は宿に向かうことに。宿は米子にとったので、また高速道路で移動です。
今回はみずまんはいっしょではありませんが、家族旅行でなんと山陰に来ているんです。メールを打ったらみずまんは一般道で米子からこっちに向かっているところだと。これが唯一のニアミスでしたが。
さて久美ちゃんがとった宿は米子駅の隣のきれいなビジネスホテル。ハイシーズンということでなかなか宿がとれず、なんとセミダブルベッド!カップルプランと言うけれどよっぽどラブラブな二人じゃないと耐えられない小さなベッド。ギャーと思ったけど、なにも手伝わなかったおーもとには文句を言う権利はありません。とりあえず荷物を置いて米子の街に繰り出しました。何しろ松山を出発してから食べたのはソフトクリームとイカ焼きだけです。お腹ペコペコ。なのに米子って飲食店が少ない!しかもこの連休でどこもいっぱい。久美ちゃんは席が空くまで待とうって言ったんですが、疲れがピークの私は(運転してないのに)我慢できなくなって、結局サティの中にあるファミレスでカツ丼を食べました。もう眠くて眠くて死にそうでしたが、ホテルに戻って、ワインでカンパイし恐怖のセミダブルで睡眠と相成りました。
で、ふと寒くて目が覚めた私。時間は3時半。かけぶとんが無い!見ると久美ちゃんが掛け布団を巻き取りながら寝返りをうってます。起こすわけにもいかず、例のやけに大きい荷物の中からこんなこともあろうかと用意してあった毛布を取り出し二度寝しました。するとこんどは6時にラジオ体操の音楽で目が覚めました。久美ちゃんの携帯電話の起動音です。くそーと思いながらも自分が仕掛けた目覚ましが6時45分に鳴るまで、意地で寝ました。結局私が起きて化粧してその間いろんな音を立ててましたが、久美ちゃんは7時過ぎにようやく起床。まあ疲れてたんだよね。NHKの連ドラを観てからチェックアウト。米子駅で朝食をとり、いざ出発です。
2日目最初の目的地は八重垣神社。ところが高速道路に乗ってすぐおーもとは違和感を覚えました。昨日となんか景色が違う。なんと逆方向です。無料区間だったからよかったもののかなりの時間ロス。で、宍道湖周辺で私のナビの悪さで迷いまくり久美ちゃんはだんだん不機嫌に。あわわわわ。なんとかたどりついたんですが、もう昼前です。まあそれでも久美ちゃんが今回いちばん行きたかった場所なので張り切って参拝。こちらは出雲よりは空いてました。でここのお楽しみは紙の上に硬貨を置いて池に浮かべ、沈むのにかかった時間で婚期を占う鏡池です。久美ちゃんと私は一斉にスタート。ビデオ片手に実況しながらもドキドキです。目安は15分。それを超えると婚期は遠いとのこと。後からきた人のが先に沈むのを羨ましく見てると、やっと私のが沈みました。所要時間6分。やったー!ですが久美ちゃんのは風に流されゆらゆらしながらもなかなか沈みません。途中見るに見かねたのかアメンボが乗っかったり、イモリが接近してきたりしましたが、結局沈むまでに15分強かかってしまいました。ヘコむ久美ちゃんを励ましながら、絵馬を奉納して移動。本当は勾玉作りにチャレンジしたかったんですが、時間が無さそうだったんで、松江市内へ。松江城を見にいきたかったけど、あまりの混雑にあきらめ、市内散策に。お蕎麦を食べて、カラコロ公房をウロウロして帰路につきました。
帰りは蒜山から坂出まで私が運転したんですが、すごい混雑。車線減少のとこではついに停止。えらい時間がかかってしましました。坂出からは再び久美ちゃんの運転で、今治ICで降り、久美ちゃんちでお茶をいただいてから市内で夕食。そして松山に帰りました。
往復約600キロの旅はこうして終了。疲れたー!!でも腰が異様に重い私は一人じゃ絶対行かなかっただろうし、いろいろ失敗しながらも友達と旅に行けるってのは幸せだなあと思います。久美ちゃんと出会って15年。初めての一泊旅行はきっと一生の思い出です。掛け布団の恨みも含めて。
さて今回おーもと、久美ちゃん、別働だけどみずまんはそれぞれ縁結び祈願をしたわけですが、ご利益は最初に誰のもとに来るのか!?花嫁レースいざ開幕〜!!
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