マンガン方解石
愛媛県上浮穴郡久万町(最近の歴史観を無視した新しい市町村名はどうしても好きになれませんので、小生のHPは旧市町村名で表示させていただきます。ご了承ください)槙ノ川産の「マンガン方解石」である。安山岩の晶洞に淡く桃色に咲き乱れる様子は、まさに“石の花”の名にふさわしく大変美しい。ミネラライトを照射すると、マンガンの影響でさらに美しく紅色に浮かび上がる。皆川先生によると 5wt%程度の MnOを含んでおり、これがこの美しさの源である。槙ノ川の名物のひとつであったが、20年以上前に絶産となり、今は幻の鉱物となっている。