選択的購買動機
各生産者によって販売されているいろいろな商品の中から、特定ブランドなどを選定する動機や、購入を決める際の商店・ 商店街を選定する動機など顧客の心の動きをいう。


 ダイレクトマーケティング
通信販売の専門業者だけでなく、有名な生産者や売買業者が、個々の願客に対して自己の信用を基盤にして、直接消費者に行うマーケティング活動(通信販売や訪 間販売,DM広告の発送など)の総称をいう。


 ディーラーヘルプ[ス]

生産者や卸売業者が、流通経路の系列化の一環として、自己の商品を取り扱う小売業者に対して、経営の指導、店舗の設計、陳列器具の提供、販売員の訓練、店員の派遣、会計処理、調査資料の配付などの援助を行い、一体感と協力度を高めることによって売上向上に協力し、販売を促進させる活動(販売店援助ともいう)。


 ノベルティ広告
広告を媒体からみた分類の一つで、タオル・ボールペン・カレンダー・ポケットティッシュなどに、商店名や商品名の広告を載せ顧客に提供するもの。
  

 パブリシティ
企業によって新しく開発された技術や商品に関する新情報を、報道関係者に提供して、番組や記事のなかで取り上げることによって、広告としての効果を持つようになったもの。


 販売促進(プロモーション)
生産者や売買業者が、自社の商品・サービスに関する情報を消費者に提供し、販売の実現や増進を図るためにおこなう活動の総称(セールスプロモーションあるいはプロモーションともいう)。


 比較広告
自社商品と競合する商品とを比較しながら、自分の商品の方が優れていることを強調しようとする広告。


 プッシュ戦略
販売促進戦略のうち、割引政策や販売店援助、販売員活動などを活用し、消費者に売り込むように「働きかける」ための戦略で、商品を流通経路上に押し出していくようにするもの。


 プル戦略
販売促進戦略のうち、広告の大規模な活用によって消費者を「引き寄せる」ための戦略で、消費者に指名買いを促し、大量販売を実現しようとするもの。     



 プロモーションミックス   
販売促進活動の全体について、使用できる資金量・市場の特性・商品の特性・競争相手との関係などを考慮して、その相乗効果が最も大きくなるよう選定される最適な組み合わせ。


 POP広告
広告を媒体からみた分類の一つで、店頭のシヨーウインドーや店内の壁面などを媒体として、購買の決定を顧客に働きかけるために工夫した広告(購買時点広告ともいう)。

    

 理性的購買動機       
顧客がある商品を購入しようと決める際の心の動きのうち、人間の理性によって判断される動機で、信頼性、耐久性、省資源などがある(合理的購貫動機ともいう)。


 リボルビング方式

クレジットカードに付随するサービスで、カードの利用額がいくらであっても、カード発行時に決めた利用限度内であれば、月々の返済額を残債務額を基準に算出し、一定で済むようにする支払方法。

愛顧的購買動機

顧客が、特定のブランド商品を購入する際、特定の店舗での購入を決定する心の動きをいう。


  AIDASの理論
購買に関する消費者行動のプロセス・モデルをいう。つまり、提示された商品を顧客が受け入れ、実際の購入に至る過程において「注意→興味→欲求→行動→満足」という形で示した理論。

  アフターサービス
顧客の満足感の充実のために、商品販売後に提供されるサービスの総称をいい、敗走、取付け、無料修理、定期メンテナンス、品質保証、返品・取り替えの受諾、苦情処理などがある。

  自動車販売会社のアフターサービス案内

  アブローチ
商品に見ている顧客に、販売員がはじめて声をかける行為をいい、声のかけ方として、「いらっしゃいませ」、「何かおさがしですか」、「おとりいたしましょうか」、「こちらはたいへん評判のよい商品です」などがある。

  案内広告
広告の内容を基準として分類したものの一つで、さまざまな情報(催し物・歳事の開催や求人広告、物件の提供など)を広く社会に伝達するためのもの。

  イベント
商品の知名度や売上げ向上、話題づくりをねらって行われる展示即売会、実演販売、商品の見本市、福引き、バーゲンセール、キャラクターショーなどを総称した催し物をいう。

  屋外広告
広告の種類を媒体を基準して分類したものの一つで、ポスター、看板、ネオンサイン、アドバルーンなどを利用して、屋外において広告内容を顧客に訴求するものである。


  掛け売り
信用販売の方法のうち、売買契約を締結し、売り手が商品を引き渡したのち、一定期間経過後に現金や手形などで代金の支払いを受ける販売方法。

  割賦販売
信用販売の方法のうち、商品代金を分割して、買い手に一定期間内に定期的に支払うことを認める販売方法をいう。支払方法が通常1か月単位でなので、月賦販売ともいう。

  感情的購買動機
顧客がある商品やブランドに興味を持ち、それを購入しようと決定する心の動きにおいて、人間の感情に左右される動機をいい、情緒的購買動機ともいう。

  関連品陳列
陳列方法のうち、あるテーマのもとに、関連商品を一定の場所に集めて同じ売場で陳列するもの方法をいう。

 自動車販売会社における「カー用品」陳列

  セルフサービス
 商店の入口に設置してある、かごやキャリーの中に、購入したいと希望する商品を自由に選び、代金をまとめて勘定場で精算し
代金を払った後、顧客自身が袋詰めして持ち帰る方式。

  

  基本的購買動機
購買動機のうち、特定の商品が持っている固有の性質、用途、形状、色彩などによって、その商品を購入したいと思う顧客の心の動き。

  キャッシング
商品を購入するための資金の貸し付けにおいて、日常的な買物などのための小口の資金を、顧客に短期で貸し付ける消費者金融サービスをいい、銀行が預金者を対象とするものと、クレジット会社や信販会社が会員を対象としたものがある。

  協同広告
広告を主体を基準として分類したものの一つで、メーカーと小売業者、卸売業者と小売業者など流通経路において異なる段階にある企業同士が協同して行う広告をいう。

  金融機関提携ローン
商品を購入するための資金の貸し付けにおいて、住宅や自動車など比較的高価な商品を購入する顧客に対して、金融機関が長期に資金を貸し付ける消費者金融サービスをいう。

  空間陳列
商品の陳列方法の一つで、適当な高さに飾り棚を付けた天井から商品をつり下げたり、マネキン人形を用いたりして売場の空間を立体的に活用するもので、立体的陳列ともいい、店内にアクセントを付ける効果がある。

  クーポン広告
広告を主体を基準として分類したものの一つで、新聞広告や折込(チラシ)広告の一部が切り取り式の券になっていて、小売店で買い物をする際、顧客がこれを提示すれば、価格割引の特典が受けられるようなしくみをとっている広告をいう。この価格割引の特典以外に優待券、商品見本・資料請求券等が刷り込まれているものがある。このクーポン広告は発行主体によって、メーカー・クーポンと小売クーポンとに分けられる。

  クーリングオフ
訪問販売など販売業者が営業所以外の場所で行われた商品やサービスの売買契約について、契約を結んで8日以内に商品購入者から書面で契約の解除・撤回を申し入れられた場合には、販売業者は原則として無条件でそれに応じる必要があるという制度をいう。

  クレジットカード
信販会社が一定の信用条件を満たした消費者を会員とし、その会員に対して発行されるカードである。商品の購入、サービスの提供を受ける場合に、加盟店でこれを提示し署名すれば、現金を用いずに決済を行うことができる。


  景品付き販売
抽選による当選者への商品贈呈やトレーディングスタンプのしくみを利用したり、無料提供などの形で景品をつけて行う販売で、購買を刺激し、動機付けを行うのに有効な販売促進の手段である。プレミアム販売ともいう。

  景品表示法
景品に対して、消費者の適切な商品選択を確保する目的から、商品の品質や価格について事実を誤認させる表示を禁じたり、景品付き販売における景品の限度額について規定している法律で、正式には「不当景品類及び不当表示防止法」という。

  キャッチフレーズ
消費者の注意を強く引きつけ、興味・関心を持たせ、さらに本文を読ませる役割を果たし、購買動機に訴えかけるうたい文句であり、広告物の主要な部分を構成する。キャッチコピーともいう。

  広告キャンペーン
一つの目的のために、ある期間を限ってテーマを設定し、特定の市場標的に向けて総合的に行われる広告戦略をいう。


  広告媒体
広告の送り手である広告主と受け手である消費者の間にあって、広告情報を伝達するための手段(機関)をいう。

  公正競争規約
不当景品類及び不当表示防止法第10条に基づき、業界ごとに広告や表示の基準や方法、景品に関する自主的な業界独自のルールを定めたもので、公正取引委員会の認定を受けて自ら規制を行うものである。

  交通広告
広告の種類を媒体を基準として分類したものの一つで、電車、バス、タクシー、航空機、船舶などの交通機関や、関連施設の一部などを媒体として行う広告をいう。

  購買慣習
消費者が日常一般的に行う買い物行動の仕方や行動をいう。

  購買動機
顧客がある商品やブランドに興味を持ち、それを購入しようと決定する心の動きをいう。

  ゴールデンゾーン
陳列棚において、顧客が最も商品を見やすく、手に取りやすい高さの左右への連続をいい、ここに主力商品や定番商品を陳列する。

  固定客
いつも同じ店で買い物をする顧客。

  指名買い
顧客が来店以前に実際に購入する商品やブランドを決めており、ブランドの比較・検討をほとんど行わずにすぐ購買することをいう。

  衝動買い
購買を計画していなかった商品を、実際には店頭・店内での一時的な感情によって行われる購買をいう。

  商品広告
広告を内容からみた分類の一つで、広告主が売上げの増大、維持のために、商品の名称や価格、品質、デザインなどの特徴を情報として買い手に伝達しようとするものをいう。

信用販売

商品やサービスの売買に際して、売り手・買い手の間において、代金が全額支払われなくても、買い手に対する信頼に基づいて商品を先渡し、打金を後日支払うという約束を条件に行われる販売方法をいう。

 買回品

いくつかの商店を見て回り、品質・デザイン・価格などを比較・検討し、購入するもの。
洋服、家具、ハンドバッグなど。




 オープン陳列

商品を顧客が手にとって見られるような陳列方法。はだか陳列ともいう。




 クローズド陳列

商品がガラスケースにはいった陳列