第14回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会会長挨拶


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「第14回日本医療マネージメント学会愛媛県支部学術集会《開催にあたって
 学術集会会長あいさつ
第14回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会会長
北条病院 髙石 義浩

テーマ:地域を支える医療マネジメントを目指して

この度、第14回日本医療マネジメント学会愛媛県支部学術集会を2024年11月9日に松山市医師会館にて「地域を支える医療マネジメントを目指して《というテーマで開催させていただくことになりました。  さて約5年もの間、いわば“ゼロコロナ”を続けてきた医療現場も、COVID-19が2023年5月8日に5類感染症に指定されたことを契機に“ウィズコロナ”に向けて加速する社会とのギャップを埋めるように変化に対応し続け、ようやく一応の目途が立ったのではないでしょうか。コロナの出現による様々な環境変化は、社会全体でコミュニケーションの変化をもたらし、それはまた上可逆的なものだとも言われています。そのような中でも医療分野は、従来対面原則であった診療もオンライン診療のようなICTやデジタル技術を活用した医療DXの推進を加速させ、医療サービスの品質向上や医療従事者の業務効率化、患者の利便性向上などを実現することを目指し、変化に対応していくことが求められています。医療DXにつきましては、昨年の本学会で済生会熊本病院院長 中尾浩一先生の非常に有意義なご講演を拝聴し、様々な未来を創造し実現していくために研鑽に努めているところであります。  近年、かかりつけ医などが患者の社会生活面の課題にも目を向け、地域社会における様々な支援へとつなげる「社会的処方《が注目されていますが「誰がリンクワーカーを担うのか《など多くの課題に対し、地域における適正な人員確保・配置いわゆる共創のマネジメントのあり方を模索していかなければならないと考えます。そして平常時と災害や新興感染症の流行など、次の非常時にも地域住民から変わらぬ信頼を得られる地域包括システムの構築を如何に進めていくか、そこに私たちのマネジメント力を注力していく必要性を感じております。このような変革の時に、特別講演では、地域の病院の現場から医療政策、地域振興まで非常に幅広く活動的にご活躍ざれている全国自治体病院協議会 吊誉会長 邉見 公雄先生をお招きすることができました。愛媛の今後の課題や方向性について、貴重なお話をご教授いただけるものと期待しております。 愛媛県各地よりご参加される皆様にとりまして、充実した楽しい学会となりますよう鋭意準備して参りますのでよろしくお願い申し上げます。
2024年11月09日



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