俳句の部屋

狭き道  湯の宿遠し  雪踏みて              古森  1/2
湯の宿の  明かり漏れてる  雪の道         古森  1/2
湯のけむり  暫し雪山  隠れけり             古森  1/2
ヒヨドリや  野菜の雪を  蹴散からす              古森  2/6
猫も来て  雪の深さを  確かむる          古森  2/6
残雪や  まだら模様の  たばこ畑             古森  2/6
はだれ雪  父の意見と  噛み合わず               古森  3/19
牛の背で  左右に分かれ  春の雪          古森  3/19
つくし摘む  暇もなかりき  たばこ植え             古森  3/19
たばこ植え  終えてくつろぐ  花便り              古森  4/4
三分咲き  桜の小道  出作する           古森  4/4
妻と行く  竜馬の道も  花の中              古森  4/4
風薫る  中学時代の  同窓会                  古森  5/21
風薫る  急(せ)いた用事も  無かりけり         古森  5/21
風薫る  たばこ畑の  「芽かぎ」かな            古森  5/21
蛍火を  追う少年の  身の軽さ                 古森  6/17
蛍火を  指さす少年  声弾む               古森  6/17
ここからは  道が途切れて  蛍の火             古森  6/17
 

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