俳句の部屋

古時計わずかに遅れ春惜しむ                     古森  5/5
しょうぶ湯をそっと流せしやいと痕                  古森  5/5
バラ大師金剛杖を忘れけり                      古森  5/10
大師寺棘なしバラに願い文                      古森  5/10
うたかたの願い事せりバラ大師                    古森  5/10
女教師の独身主義や聖五月                      古森  5/10
アメ二つ口にころがし麦畑                      古森  5/15
何を待つ郵便受けの青蛙                       古森  5/15
もう一度青大将の動き見る                      古森  5/19
旧街道無表情にて水を打つ                      古森  5/19
カレー食ぶ額の汗に気が付かず                    古森  6/15
ゴクゴクとビールがのどを走りゆく                  古森  6/ 16
噴霧器に小さき虹や花畑                       古森  6/19
滝のごと汗をながせしたばこ編み                   古森  7/15
取り立てを近所へ配る露地胡瓜                    古森  7/15
転がって大きくなりし芋の露                     古森  7/15
たばこ編み終えて大の字昼寝かな                   古森  7/ 16
ちちろ鳴く土間の隅なる古かまど                   古森  8/7
セミが鳴くただそれだけの日曜日                   古森  8/10
ちちろ虫洗濯物にまぎれけり                     古森  8/14
歩くにも個性ありけり夕涼み                     古森  8/27
炎天下赤字路線の無人駅                       古森  8/27
夕涼みお年をめされし恩師かな                    古森  8/27

『古森の画像掲示板』.....皆様の投句をお待ちしてます。

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