俳句の部屋

向日葵を眺め寡黙の帰省客                      古森  8/28
もうここはおとぎの国よ盆の路                    古森  8/28
サルビアやもえよ命のある限り                    古森  8/28
子なければ妻と二人の盆の月                     古森  8/28
思い出を辿ってゆけば月見草                     古森  9/7
見まごうな大地を目指せちちろ虫                   緒方 祥之 9/10
コスモスや風の流れに身をまかす                   古森  9/10
勘違い多くなりけり流れ星                      古森  9/10
欲もなく家路急げば流れ星                      古森  9/10
ラブのまま風に流れて赤トンボ                    古森  10/10
赤トンボ静かなるかな釘の上                     古森  10/10
迷い込む開拓村に秋桜                        古森  10/10
朝露の乾きを待てず稲を刈る                     古森  10/10
山小屋に上着忘れし秋の暮れ                     古森  10/10
花煙草知らぬ善意のありしこと                    南菜風 10/10
車窓より金木犀の匂いかな                      古森  10/11
朝露の畑を見下ろす渡り鳥                      山田陽子 10/22
一応は身構えにけり子カマキリ                    古森  10/22
根子岳に夕日を背負う赤トンボ                    緒方 祥之 10/23
寒いねとインターネットの掲示板                   古森  12/11
ヤッホーと除雪の便り届きけり                    古森  12/11
ディスプレー飛騨の雪山まぶしけり                  古森  12/11

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