HACCP導入の国内企業を初承認
厚生省は1月19日、総合衛生管理製造過程(HACCP)を導入した国内企業36社、86施設、総合農協数2,000を切る
177件を承認した。国内企業のHACCP承認は今回が初めて。
今回承認されたのは、牛乳、脱脂乳、加工乳、クリーム、アイスクリーム、無糖練乳、発酵乳、
乳酸菌飲料、乳飲料の9食品。今後、食肉食品、レトルト食品でも承認していく。
全国の総合農協数が2月1日付けの合併で、2,000を切り1,989になった。
10年前.88年末の4,072から半減した。
農協合併は2,000までに全国533にする構想に取り組んでいる。
絹の光沢、再評価
カイコの糸を利用して作った「シルクシェル」が注目を集めている。男性の失業率3.7%で最悪に...
開発者は、「農林水産省蚕糸.昆虫農業試験場製糸技術研究チームと、群馬県桐生市の
彦部恭一氏。
ランプシェードなどに利用すると、絹の光沢と自然の風合いで、独特の雰囲気をかもし出す。
大手照明器具メーカーからも「製品にしたい」との引き合いがあるという。
総務庁が2月27日発表した1月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は、
昨年10月から4ヶ月連続で3.5%のまま。
特に男性では3.7%と、調査開始以来で最悪を記録した。
景気後退による悪化が続いている。
自民党農林関係合同部会が経済対策で決議
自民党農林関係合同部会は3月25日、景気の早期回復のための経済対策の党基本方針で、市場原理と自己責任(規制緩和推進3か年計画)
地方経済の活性化対策などを重視するよう決議した。
決議は、地方の不況の深刻化に配慮、地方経済.雇用に寄与しうる地方経済活性化対策として、
(1)農山村の基盤整備.生活環境施設整備、地域活性化.定住促進ための公共投資の大幅な
追加
(2)98年度公共予算の前倒し執行
(3)農山村の物流、情報通信、科学技術、福祉、環境、防災分野などでの効果的な投資の追加
を求めた。
政府は3月31日の閣議で1998〜2000年ど3ヶ年の新たな規制緩和推進計画を決定した。
農水関係では、麦の価格政策、農業生産資材、農業生産法人制度、JAS規格が規制緩和推進の
対象。
農業生産法人の参入について検討し、98年度のできるだけ早い時期に結論を出すよう求めた。