科学的管理法

産業における本格的な労働管理は、F.W.Taylorの科学的管理法(1910年代)に始まったと
言われています。

彼は、最大の生産能率を維持するために...
(1)一日の仕事量を決定し、
(2)この決定された仕事量の完璧の完遂を保証するため作業条件を標準化し、
(3)標準仕事量の完遂に対しては高率の賃金を支払い、未遂に対しては低率に賃金を支払うこととし、
まず、標準の仕事量を決定することにしました。
その方法として採ったのは職務分析(jobanalysis)と時間研究(Time Study)
でした。

以上の他にも、下記の様な手段をとりました。
(1)集合作業をさせない。集合作業をさせると作業成績の平均は作業成績の低い者の方へ傾くからである。
(2)有能作業者の地位を高める。
(3)機会.器具の改善と発明を奨励する。
(4)労働者の自由な発言を認める。

Taylorはベツヘルム製鋼会社の工場で、この管理法を実施し、自ら驚嘆するほどの成果をあげたと
いいます。
経営者側はこの管理法を非常に歓迎したが、学界方面には種々の批判がありました。

そこで、後に「労働科学」とか「人間関係論」へと発展していきます。
次回は、「産業的精神工学」に少しふれて見たいと、思っております。


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