「 職業選択に理論」について、アップしてみます。
「職業選択」は、人の一生の中で、最も大切な選択の一つであろうと思います。
そこで、「職業選択の理論」を(1)非心理学的理論(2)心理学的理論(3)一般理論に、分けて考えてみました。
(1)非心理学的理論...これには、次の3つがあります。
1.偶然的職業選択の理論
偶然の機会が職業を決定する。
2.経済的職業選択理論
収入に重点をおいて職業が決定される。
3.文化社会的職業選択理論
家庭.居住地.人種や宗教などにより、職業が選択される。
(2)心理学的理論
1.特殊要因的職業選択の理論
個人の特性(才能、性格、興味)によって、職業を選択する。
2.心理力動的職業選択理論
個人の動機.個人の要求を満足させるために、職業が選択される。
3.発達的職業選択理論
子供時代から成人初期までのいくつかの期間において、変化し
選択が形成される。
4.意思決定的職業選択理論
入手したデータについて判断をし、職業が選択される。
(3)一般理論
職業に対応した固有の性格(パーソナリティ)によって、職業が
選択される。
固有の性格は、
1.現実的性格...物、機械を対象とし、技術的な職業。
2.研究的性格...科学者や医者...研究的な職業。
3.芸術的性格...芸術的職業
4.社会的性格...教育やカウンセリング。
5.企業的性格...組織.企業活動に適した職業。
6.慣習的性格...銀行員や事務職に適した職業。
以上です。
実際には、これらが単独で、又は、いろいろな選択要素が重なり合って、決定されるものと思います。