「産業心理学」の史的考察をやってみます。
少し古いですが、「第1次大戦中.後」の各国の人間管理をアップします。
--------------------------------------------------------(第1次大戦中)
第1次大戦(1914〜1918年)では各国は、人間力の合理的な利用とその
培養に真剣な研究を行った。
これが後に産業合理化の発展に寄与した。
イギリスでは軍需産業労働者の疲労研究から始まり、合理的な労働,休憩,災害防止,
健康管理,労務管理など労働力の維持,培養について調査研究が行われた。
(第1次大戦後).....産業合理化
各国とも、人間力を出来るだけ節約して,時間,空間,エネルギのあらゆるムダを
省こうとした。
産業合理化の運動である。
この運動は、機械を出来るだけ使用し、流れ作業方式を採用したために生産は跳躍的
に増大した。
代表的な例はH.Fordの経営法である。
特徴は.....
(1)生産手段の膨大な集積と生産品の画一定化
(2)生産手段の単一化と機械化
(3)作業の簡単化
(4)流れ作業方式
(5)連鎖作業の確立
などである。
合理化の結果、人事部の機関が強化され、従業員の福祉増進のため労務管理に関する
合理化が行われた。