現代短歌の部屋

やっとこさ  梅雨の晴れ間の  たばこ畑  iPod聴きつつ  「芽かぎ」に勤しむ
古森(平成19年7月3日)
突然に  雷雨となりて  中止する  残り3畝  たばこの「わき芽」
古森(平成19年7月3日)
共乾に  寄れば葉編みも  終了し  乾燥室は  人影もなし
古森(平成19年7月3日)
今ブーム ケイタイ小説 読んでみる 同じ目線で 共感を呼ぶ 
古森(平成19年8月14日)
ケータイの 小説読めば ストレート 技巧なくも 想いが伝わる
古森(平成19年8月14日)
ケータイの 怪談話 夏の夜は 家族に話し 涼を楽しむ
古森(平成19年8月14日)
今日の空  少し曇りて  秋めきて  残暑に「さよなら」  出来そうな朝 
古森(平成19年9月8日)
直ぐ晴れて  やはり残暑が  厳しくて  秋めく時を  ジーッと待つ午後
古森(平成19年9月8日)
パソコンの  前に座りて  秋を待つ  夏の想い出  歌にしたため
古森(平成19年9月8日)
目を閉じて  耳をすませば  虫の声   夢の断片   虫と戯る
古森(平成19年10月3日)
虫の声  拾い集めて  人間の  言葉に訳す  楽しき一夜
古森(平成19年10月3日)
目覚めれば  夢の断片  集めるも  一つにならない  虫との会話
古森(平成19年10月3日)
里山の 雲一つ無き 頂きを 高圧線が 南に横切る
古森(平成19年11月20日)
里山に 魚の行商 マイク付け ボリューム上げて 演歌を流す
古森(平成19年11月20日)
養豚の 跡地のススキ 儚(は)かなくて  人恋しさに 頭(こうべ)を垂れる
古森(平成19年11月20日)
椿咲く  迷いなけれど  淀みなく  時は流れて   酒に酔いしれ
古森(平成19年12月5日)
椿咲く  いつもと違う  風景に  戸惑い隠す   心の濁り
古森(平成19年12月5日)
椿咲く  白い花びら  軽やかに  我の心に   風韻運ぶ
古森(平成19年12月5日)

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