現代短歌の部屋

1000円に  なっても耐える  葉たばこ作  妻と二人で  汗を流せし
古森(平成20年7月19日)
たばこ畑  夏の太陽  パワフルに  頭上に浴びて  ひたすら「芽」をかぐ
古森(平成20年7月19日)
夏の雲   迷うココロを  勇気に変えて  たばこ畑を  西へ東へ
古森(平成20年7月19日)
「葉たばこ」の  圃地の跡地に  シギが来て  お疲れ様と  羽をひろげる
古森(平成20年8月24日)
「葉たばこ」の  圃地の跡地を 眺むれば  猛暑の日々が  瞼に浮かぶ
古森(平成20年8月24日)
水張りし 「たばこ」の残幹  顔を出し  もすこし上手に  鋤けと囁(ささや)く
古森(平成20年8月24日)
太り気味  ドンドン歩く  ウォーキング   気分だけでも  スリム...秋の日
古森(平成20年9月27日)
まだ少し  少年の夢  残れるを   うれしく思う  秋の坂道
古森(平成20年9月27日)
Uターン後  夢みてつけし  農日記   捲(めく)り懐かし  長き秋の夜く
古森(平成20年9月27日)
あまりにも  甘き怪しい  匂いせば  後ろ振り向く  小花咲く道
古森(平成20年10月6日)
匂いほど  目立ちはせねど  小花つけ  風の行く手に   キンモクセイ
古森(平成20年10月6日)
過疎の村   過疎の町にも  キンモクセイ   咲けば天国   あアーパラダイスく
古森(平成20年10月6日)
おお寒い  遠くの山は  雪化粧  風邪ひきかけて  秋にさよなら
古森(平成20年11月19日)
くるくると  落ち葉散りけり  追いかける   カラカラカラと  木の葉が笑う
古森(平成20年11月19日)
畑には  まだ入られず  眺めれば   早く来てねと   微笑みかけるく
古森(平成20年11月19日)

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