財務管理の意義

財務とは、狭義においては、経営の価値計算が意味され、具体的には、損益計算と財務計算が対象とされます。
広義においては、資本または資金の調達と運用のことが意味されます。
財務管理や企業財務という場合の財務がこれにあたります。

財務という言葉は、資本, 資金,会計, 経理,という語と相互代替的に使われる場合が多いが、区別すべきだと思います。
以下、それぞれに付いて、コメントとをします。

(1)財務...一般的には、会計学上の意味、すなわち経営の価値計算及び資金の調達管理に関する事務の意味に用いられる。

(2)資本...会社その他の法人が営業または事務の基礎として有すべき観念上の理想的金額を意味する。

(3)資金...一般には、利用に共するために保有される金銭及び容易に現金化できる預金などの財産をさす。

(4)会計...財産の異動.増減及び収支を計算.整理することをいう。

(5)経理...一般には、直接金銭または財産に関する処理の手続き関係を総体的に言い表す語として用いられる。


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