収益性と流動性の分析

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経営分析は、収益性と流動性の二面を有しているので、この両者がどんな状態にある
かを把握する事が、経営分析ひいては財務診断最終目的となる。

収益性は、これまで売上高と利益との割合である売上高利益率で示されたが、真の
収益性を知るためには、資本と利益との割合である資本利益率によって把握すべき
である。
これに対し、流動性は、資本構成の適否や支払能力の有無や資本構造の安定度を
する判定すべきである。

収益性を測定しるためには、次の様な資本利益率とそれを構成する営業利益率と
回転率が使用される。
(1)資本利益率...経営資本対営業利益率、自己資本対経常利益率 など。

(2)営業利益率...売上高対総利益率、売上高対営業利益率、売上高対経常
利益率、販売.管理費率 など。

(3)生産比率...1人当たり年間生産高及び加工高、加工高比率 など。

(4)労務比率...1人当たり月平均人件費 など。

(5)回転率...経営資本回転率、固定資産回転率 など。

流動性を測定するために、次の様な資本構成比率が使用される。
(1)資産.負債比率...流動比率、当座比率
 

(2)資産.資本比率...自己資本対固定資産比率 など。

(3)資本構成比率...総資本対自己資本比率


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