自己金融とは、資金を外部からでなく内部から調達する事であり、「利益留保」と「減価償却」の2つに分けられる。
利益は...
(1)準備金.剰余金.....利益留保(自己金融)
(2)税金など........外部支出
.....に、分ける事が出来ます。
費用は...
(1)減価償却以外の費用...外部支払い
(2)減価償却........内部留保(自己金融)
.....に、分ける事が出来ます。
*利益留保は...
決算の結果利益が得られると、未処分利益について利益処分が行われ、一部は税金等に支払れ、残額が剰余金や準備金として
内部留保される。
この「剰余金」や「準備金」が自己金融の財源となる。
*減価償却は...
費用に計上しても、現金の支出は伴わないので、減価償却費に相当する資金が「自己金融」として調達されることになる。
「自己金融」は、返済を必要としない理想的な資金調達といえます。
我が国では、他人資本調達が主力をしめていたため、資本構成が悪化し財務構造が虚弱となる主な原因であった。
今後は、自己金融を重視し、資本構成の是正をはかることが大切であります。