財務診断

「財務診断」に付いて、アップします。

財務診断の第一歩は、財務実績の診断から着手される。
財務実績は、決算書に要約されるので、財務実績の診断は決算書の診断の形をとる。

決算書の中心は損益計算書と貸借対照表であり、損益計算書を分析することにより
収益性の診断が行われ、貸借対照表を分析することによって安全性の診断が可能に
なる。

この様な決算書診断の結果にもとづいて、財務管理の診断が行われる。
財務管理の診断は、まず財務計画を診断することから始められ、ついで財務統制の
診断へとすすめられる。
財務計画には個別計画もあれば総合計画もあるが、その中心は総合計画である。

総合計画は、利益計画と資金計画である。
よって、財務計画の診断は、利益計画の診断と資金計画の診断とから成り立っており
、互いにフィードバックしながら財務診断がなされる。

財務計画の診断に続いて財務統制の診断が行われ、利益統制の診断と資金統制の診断が
その中心をなしている。

内容的には、収益の診断を基にして利益計画の診断が行われ、それを中継として
利益統制の診断が進められる。
同様にして、流動性の診断を基にして資金計画の診断が行われ、それを中継として
資金統制の診断が進められる。

農業経営においても、国際化、大規模化、法人化が浸透すれば、当然に「財務診断」が
必要不可欠となってこよう。


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