予防接種をうけたあとの注意と 主な病気の説明
三種混合(DPT=ジフテリア・百日咳・破傷風) の予防接種について 注意 1、出来るだけ規定の回数をこえない 2、出来るだけ左右交互に接種する 第1期初回接種(3回) 1回目 3〜8週間隔で 2回目 3〜8週間隔で 3回目 ---------------------------------------- さらに12〜18ヵ月後に 第1期追加接種(1回) 4回目 ====================== 第1期の「接種もれ」について 1回目〜2回目の間が、8週以上あいた時、 2回目と3回目を3〜8週間隔でやること。 2回目〜3回目の間が、8週以上あいた時、 6ヵ月未満なら3回目をする。 6ヵ月以上なら3回目をしないで第1期終了とする。 (2回目の終了後12〜18ヵ月後に第1期追加接種をする) 第1期追加接種(4回目)の接種もれについて 12ヵ月〜18ヵ月後にできなかった場合は、 なるべく早く接種する[90ヶ月=7歳6ヵ月までに) ====================== 小学校6年生で、百日咳をのぞいた 二種混合(DT=ジフテリア、破傷風) 2期(1回) 5回目
二種混合(DT=ジフテリア・破傷風)の 予防接種について 通常百日咳にかかったことがはっきりしている方が、 (三種混合ではなく)この二種混合をうけます。 第1期初回接種(2回) 1回目 3〜6週間隔で 2回目 --------------------------------------------------- 12〜18ヵ月後に 第1期追加接種(1回) 3回目 ============================ 小学校6年生で 2期(1回) 4回目
三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)の 予防接種をうけたあとの注意 1、今日は激しい運動はしないでください。 2、接種した日に軽い発熱をすることがあります。 3、接種後1週間は、注射部が赤くなったり、 はれることがありますが2〜3日で消えます。 4、まれですが、腕全体がはれることがありますが、 はれがひどく、かゆみや痛みが強いときには冷やして下さい。 それでも良くならないときは医師に相談してください。 5、注射部位にしこりが残ることがありますが、 1〜2ヶ月できえます。 大きくなるときは医師に相談してください。 他の予防接種は、 ”1週間以上たってから”うけて下さい。
麻 疹(は し か )の予防接種に つ い て 麻疹弱毒ウイルスを接種し、軽く麻疹(はしか)にかかった状態にする ワクチン接種 接種後1週間目ごろが注意 ↓ (からだの中でウイルスがふえるため ↓ ‖ ↓ ‖ → → → → →→→‖→→→→→→ → → → → この頃から発熱・発疹など “麻疹の症状”がでないかを注意 ☆ 発熱、発疹などが持続する時は来院してください 1歳になったらできるだけ早くうけることが望まれます。
麻疹(はしか)予防接種をうけたあとの注意 1、95%以上の人が免疫を得ることができます。 2、今日は安静にしてください。 3、注射部位が赤くなったり、痛んだり、少し熱をもつことが ありますが、いずれも2〜3日で消えます。 4、接種後5〜12日に、38.0℃前後の熱が出ることが ありますが、熱のわりには元気で、2〜3日で下がります。 5、発熱した人には発疹がパラパラと出ることがありますが、 2〜3日で消えます。 6、 熱性けいれんをおこしたことがある人は、熱をはかり、 発熱すればいつもの発熱時と同じように処置してください。 心配な時は、来院して下さい! ☆他の予防接種は、 “1カ月以上たってから”うけて下さい。 参考!! 麻疹(病気)の説明
麻疹(はしか)予防接種をうけたあとの注意 1、95%以上の人が免疫を得ることができます。 2、今日は安静にしてください。 3、注射部位が赤くなったり、痛んだり、少し熱をもつことが ありますが、いずれも2〜3日で消えます。 4、接種後5〜12日に、38.0℃前後の熱が出ることが ありますが、熱のわりには元気で、2〜3日で下がります。 5、発熱した人には発疹がパラパラと出ることがありますが、 2〜3日で消えます。 6、 熱性けいれんをおこしたことがある人は、熱をはかり、 発熱すればいつもの発熱時と同じように処置してください。 心配な時は、来院して下さい! ☆他の予防接種は、 “1カ月以上たってから”うけて下さい。
参考!! 麻疹(病気)の説明
麻 疹 (はしか)の経過について 《経 過 表》 ────┬────────────────────────────────────――――― 病 日│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ────┼────────────────────────────────────――――― │ 40 │ /\/\/\/\ | / \ 39| / \ | /\/\/\ / \ 体温 38| / \/ \ | / \ ℃ 37│ / \ |/  ̄ ̄ ̄\__________ 36│ │←←《カタル期》→→ ←《 発 疹 期 》 →→→ ←←《 回復期 》 │ ───┼──────────────────────────────────── 口内疹 コプリック斑 ━━━━━━━━ 発疹 全身の発疹 →→→ その後色素沈着がおこる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 結膜炎 両眼が充血する ━━━━━━━━━━━━━━ 鼻 鼻汁が多くなる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ せき とても 強 い せ き !! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─────────────────────────────────────── 麻疹(はしか)になったら 保 育 所 、 幼 稚 園 、 学 校は 許可がでるまで休んでください!! 家 庭 で 気 を つ け る こ と 1.高い熱 :いつもの“かぜ”のときと同じようにしてください 《つらいとき》は熱さましを使ってください 2.強いせき:せきどめや二次感染を防ぐために抗生剤を処方しますが、 それでもとても強いせきが続きます 3.食べ物 :食欲がなくなります。水分を十分におぎなってください。 食べれるものは、何でもかまいません 4.入 浴 :熱がなくなり2日後以降たって、せきが少なくなっていれば 入浴してもよいでしょう
麻疹(はしか)の説明 はしかは大病です 予防接種を受けていない1歳前後の赤ちゃんが多くかかります。 うつる力が強く、とても重い病気です。 合併症:脱水症、中耳炎、肺炎によくなります。 まれに脳炎があります。 《 経過 》 なにも合併症がなくても、10日間以上!! 「咳が強く、高熱が約7日間あり、 さらにその後4〜5日間の注意が必要」です。 カタル期 1) はじめの2〜3日は、熱、咳、鼻みず、眼やになどかぜと同じ症状で、 この時期に〃はしか〃と診断するのはむずかしいものです。 発疹期 2) いったん熱が下がったようにみえて、再び高熱になります。この時、 顔から全身にひろがる発疹がでます。咳が強まり重症感がでてきます。 さらに4〜5日高熱と激しい咳が続きます。 回復期 3) 咳は解熱後も続きます。 発疹の後が黒く色素沈着をおこします。 病気が終了した後も免疫力(病気に対する抵抗力)が一時期低下します ので注意が必要です。 注意 重い合併症があるので、なおるまでは目が離せません。 経過が思わしくないときは来院して下さい。 ただし、伝染力が強いので来院時には必ず受付に申し出て下さい。 他の子にうつしたかも知れない! 予防接種を受けていない子がはしかの子と接触したときは4〜5日以内に ガンマグロブリンの注射をうければ発病を防ぐ(または軽症化する)ことが できます。早めに知らせてあげましょう。 予防接種をうけたあとの注意と 主な病気の説明
麻疹(はしか)の説明 はしかは大病です 予防接種を受けていない1歳前後の赤ちゃんが多くかかります。 うつる力が強く、とても重い病気です。 合併症:脱水症、中耳炎、肺炎によくなります。 まれに脳炎があります。 《 経過 》 なにも合併症がなくても、10日間以上!! 「咳が強く、高熱が約7日間あり、 さらにその後4〜5日間の注意が必要」です。 カタル期 1) はじめの2〜3日は、熱、咳、鼻みず、眼やになどかぜと同じ症状で、 この時期に〃はしか〃と診断するのはむずかしいものです。 発疹期 2) いったん熱が下がったようにみえて、再び高熱になります。この時、 顔から全身にひろがる発疹がでます。咳が強まり重症感がでてきます。 さらに4〜5日高熱と激しい咳が続きます。 回復期 3) 咳は解熱後も続きます。 発疹の後が黒く色素沈着をおこします。 病気が終了した後も免疫力(病気に対する抵抗力)が一時期低下します ので注意が必要です。 注意 重い合併症があるので、なおるまでは目が離せません。 経過が思わしくないときは来院して下さい。 ただし、伝染力が強いので来院時には必ず受付に申し出て下さい。 他の子にうつしたかも知れない! 予防接種を受けていない子がはしかの子と接触したときは4〜5日以内に ガンマグロブリンの注射をうければ発病を防ぐ(または軽症化する)ことが できます。早めに知らせてあげましょう。
風疹(ふうしん)の予防接種について 風疹弱毒ウイルスを接種し、軽く風疹にかかった状態にする ワクチン接種 接種後2〜3週ごろに注意!! ‖ ‖ → → → → → → →|→ → → → → → →|→ → → → → → →‖ まれに発熱・発疹・リンパ節腫脹・関節痛あり これらの症状は、一過性で数日以内に消失します。 ☆ 心配な時は来院して下さい。 ☆ 麻疹の予防接種をうけたあとにうけることが望ましい。
風しん予防接種をうけたあとの注意 1、95%以上の人が免疫を得ることができます。 2、今日は安静にしてください。 3、ワクチン接種は、軽い風疹にかかった状態にします。 まれですが、発熱、発疹、リンパ節腫脹、関節痛などの症状 がみられることがあります。通常、数日間で消失します。 (4、成人女性は、接種後2カ月間は避妊してください。) ☆他の予防接種は、 “1カ月以上たってから” 受けて下さい。
日 本 脳 炎 の予防接種について 日本脳炎ウイルスそのもではなく、成分の一部を接種します。 ◎小学校入学前に 基礎免疫(1期初回2回、1期追加1回) を終了させる 基 礎 免 疫 ( 3 回 ) 1期初回接種(2回) 1回目 1〜4週間隔で 2回目 ☆2回目が5週以上あいた時は、 “なるべく早く(2年以内に)接種する”ことが望ましい。 初回接種終了約1年後に 1期追加接種(1回) 3回目 ☆1期追加接種が1期初回接種終了後1年後に出来なかった時は、 “4年以内に接種する”ことが望ましい。 ─────── ───────── ───────── 2期接種(1回)・・・・これは追加接種です 小学校4年 3期接種(1回)・・・・これは追加接種です 中学3年
日本脳炎の予防接種をうけたあとの注意 1、今日は激しい運動や入浴はしないでください。 2、ときには注射部位が赤く腫れたり、発熱や頭が痛くなる ことがありますが、通常、2〜3日で消えます。 3、今日が注射1回目の人は、 1〜4週間隔で2回目を注射します。 今日が注射2回目の人は、 1年後にもう1回注射します。 ☆これで、基礎免疫がつきます。 その後は、 (小学校4年)と(中学3年)でやります。 ☆他の予防接種は、 “1週間以上たってから”うけて下さい。
おたふくかぜの予防接種について (流行性耳下腺炎) おたふくかぜ弱毒ウイルスを接種し、 軽くおたふくかぜにかかった状態にする ワクチン接種 接種後 2〜3週(特に3週)ころが注意!! ‖ ‖ ‖ ‖ → → → → → → → ‖ → → → → → → → | → → → → → → → ‖ 発熱、頭痛、嘔吐、耳の下の腫れに注意 ☆ 発熱、頭痛、嘔吐が続くときは来院して下さい ☆
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) の予防接種をうけたあとの注意 1、90%以上の人が免疫を得ることができます。 2、今日は安静にして下さい。 3、ワクチン接種は、軽いおたふくかぜにかかった状態 にします。接種後約3週間は健康状態に気をつけて ください。 4、ときには接種後2〜3週ごろに、耳の下が軽くはれる ことがありますが数日で消えます。 5、熱がでるほどの副反応はまれですが、接種後2〜3週 ごろに発熱し頭痛、嘔吐が続くときは髄膜炎が心配さ れます。 心配な時は、来院して下さい! ☆他の予防接種は、 “1カ月以上たってから”うけて下さい。
参考!! おたふくかぜ(病気)の説明
おたふくかぜの経過について (流行性耳下腺炎) 経過:約7〜10日間かかる 感染 発病→→→ ( 約7〜10日間 ) →→→ なおる ‖ ‖ ‖ ・・・約2週間・・・・ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ ‖ 耳下腺の腫れ(片側 両側) →→→→ 腫れが 顎下腺の腫れ(片側 両側) なくなる! ほかに発熱、はき気など ★《全経過》を通じて「頭が痛い、はき気、嘔吐」には注意 このような症状が続いたら髄膜炎(ずいまくえん)!! 耳下腺(耳の下)、顎下腺(あごの下) のあるだ液を分泌する器官
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)になったら 保育所、幼稚園、学校 「はれ」がひくまでは 他の子にうつる可能性があります。 《許可がでるまで休んでください。》 家庭で気をつけること 1) 食べ物 :すっぱいものや、よくかまなくてはいけない食べ物は さけましょう。 2) 入浴 :高い熱があるときや痛みが強いときはやめましょう。 こんなときは来院してください! 1、頭痛がつよく、何度も吐くとき 2、1週間たっても「はれ」がひかないとき 3、熱が数日以上続くとき 4、耳の下の腫れが赤くなったとき 5、睾丸を痛がるとき 注意: 数日間で腫れがひいてしまったとき “おたふくかぜ”ではなく →→→反復性耳下腺炎!! が考えられます。来院してください