松山の俳人・栗田樗堂が建てた庚申庵は、
老朽化により、その姿を消そうとしたが、
庵は創建当時の姿に蘇る。
樗堂という人物と、庚申庵復元ドラマを綴った。
庚申庵は、芭蕉を崇拝し、自然と共に穏やかな日々を送りたいと願った俳人・栗田樗堂が建てたものである。町方の大年寄の地位にありながら全国にその名を知られ、小林一茶も二度訪れて終生の心の友となった樗堂。
奇跡的に残った200年前の江戸時代の草庵は老朽化により、その姿を消そうとしたが、樗堂に惹かれた人々が復元に向けて動き、庵は創建当時の姿に蘇った。本書は、樗堂という人物と、庚申庵復元ドラマを明らかにしたものである。
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