気になるものにレンズを向けた。
ほとんどの撮影は、世界遺産の都市や美術館を巡る、デザイン研修引率中の僅かな時間。シャッターを押す瞬間だけ留まり歩くような忙しなさ。
名所旧蹟におとらず魅力的な街角。街歩きの魅力。
回を重ねるうちに、視点は少しずつシフトするのだが、
次第に、まなざしは明らかになっていくようだった。
振り返って記憶に残るのは、心が躍った瞬間の一コマ。
その他の他愛もない日常に、感心したり、ウットリしたり、それは、こちらのアンテナ次第。
旅は丸ごと、五感を刺激する情報の宝庫。
切り取った情景とあらためて言葉を交してみると、景観へのターニングポイントも浮かび上がる。 |