野球愛から始まった小さくて大きな挑戦
これは、元プロ野球選手の単なる回顧録でも根性物語でもない。国境を越えて海外に飛躍する選手たちの増加と、日本プロ野球の現状を見て、「野球の世界も改革しなくては」と独立リーグづくりに向けて行動した、一人の野球人の挑戦を著したものである。
2005年、愛媛県松山市で開幕した「四国アイランドリーグ」。三年後、石毛の名はそのリーグから消えた。だが、彼のチャレンジは終わったわけではない。松山でリーグを見守りながら、彼が目指しているのは何か。沈黙を破って、今、石毛が語る。 |