楽しみながら「伊予弁」に親しむ
司馬遼太郎氏は「伊予ことばというのは日本でもっとも悠長なことばであるとされている」と
『坂の上の雲』に記しています。氏のいうように「伊予弁」は、上品でゆったりとしたことばです。
しかし、私たちの住んでいる伊予・松山の魅力を醸す「伊予弁」が、だんだんと忘れ去られるようになってきました。そこで、いきいきとした「伊予弁」を復活させたいとつくりあげたのが「伊予弁五七五かるた」です。
遊びを通じて、歴史と風土に培われてきた「伊予弁」に触れていただきたいという思いに満ちた「かるた」です。楽しみながら、ふるさとのことば「伊予弁」を再発見してください。
「伊予弁五七五かるた」の遊び方
●附属のCDは、「伊予弁五七五かるた」の文章を読み上げる声にBGMを加えた読み手CDです。CDプレーヤーがあれば、専任の読み手がいなくても「かるた」を楽しめます。読み札とCDを、お好みで使い分けて遊べます。聴いているだけでも、正調「伊予弁」のヒアリング学習ができます。
●CDを普通に再生すると、「伊予弁」をあいうえお順に2回続けて読み上げます。
●ランダム(シャッフル)再生機能付きのCDプレーヤーでその機能を有効にして再生すると、「伊予弁」を順不同に2回続けて読み上げます。
●取り札には「伊予弁」の見出し文字+読み上げ文章+イラストを記載しています。いずれかをヒントにして、すばやく札を取ってください。
●読み札には、「伊予弁」と標準語の2通りの文章を記載しています。読み手は、どちらか一方の文章を読み上げてお遊びください。
●読み札の裏には「伊予弁」に関する知識が書かれています。
●「伊予弁五七五かるた」の読み札・取り札は、各45枚(+予備各2枚)で構成されています。
●「伊予弁五七五かるた」には、かつて耳にしてきた「伊予弁」と異なる表現があるかもしれません。また、ここで登場するもの以外にも、さらに多くの「伊予弁」が存在します。方言は、地域・時代・世代などによって変化するものであることをご了承ください。 |