[秋山真之の謎を解く]

秋山真之の謎を解く
片上 雅仁
四六上製・422p
¥2095+税

あの有名な一文「本日晴天ナレドモ浪高シ」に込められた意味とは?

「秋より高き」の著者、片上雅仁が贈る最新評伝!
正岡子規との魂の交流、幻の水雷奇襲戦法、日露戦争後の活躍、これまでの評伝ではほとんど触れられなかった晩年の宗教への傾倒など、秋山真之の全生涯を徹底検証し、その真相に迫る。

 秋山真之には多くの謎がある。「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」という、あのあまりにも有名な一文は、何のために、誰に宛てて書かれたものか。奇癖ばかりが目立った天才であったように言われているが、実際はどうだったのか。日露戦争後に宗教的なことに傾倒したと伝えられるが、ほんとうのところはどうだったのか。なぜ、49歳11カ月という若さで亡くなったのか……
 本書では、秋山真之の生涯をたどりながら、そういう謎をできるだけ解いてみようと試みた。かなりは解けたのではないかと思っている。(本書「まえがき」より)

第1章 風土・素質・教育
第2章 海軍きっての理論家に
第3章 高速回転する頭脳
第4章 見識と思想
巻末収録 秋山真之年譜
昭和30年(1955年) 愛媛県松山市生まれ
愛媛県立松山東高等学校、一橋大学経済学部卒業
愛媛県県立高校地理歴史・公民科教諭
平成14年度から18年度まで、松山北高等学校勤務
平成19年度より今治西高等学校定時制課程勤務
平成12年より朝日新聞愛媛版短歌投稿欄「伊予短歌」選者
短歌同人誌『遊子』代表事務局
『秋より高き~晩年の秋山好古と周辺のひとびと』(アトラス出版)刊行
アトラス出版 〒790-0023 愛媛県松山市末広町18-8
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