第1章 川辺・海辺の妖怪
【河童】 ガワラ塚(四国中央市土居) 河童は水の神の凋落した姿である
河童の狛犬(西予市明浜) 鯛を抱いた河童の狛犬は日本唯一の存在
エンコの骨接ぎ(今治市来島) 命乞いしたエンコが残したもの
緑村のエンコウ皿(愛南町城辺) エンコの好きなものと嫌いなもの
浜嵐とエンコ(今治市伯方) エンコの相撲好きには理由がある
安土のカワウソ(西予市三瓶) エンコは年老いたカワウソが変化したという
えひめのエンコ伝説/河童誕生秘話
【龍・大蛇】 竜宮淵(久万高原町柳谷) 竜宮行きは現実逃避なのだろうか?
龍神と漁師(四国中央市三島) 蛇女房を貰うと幸せになれるのか?
矢田の蛇池(今治市) 水を貰うために我が身を捧げるのは末娘
うすぐも姫(西条市) 蛇と一緒になった娘の未来はどうなる?
龍川と大蛇丸(新居浜市) 名刀といわれる由縁は蛇との戦いに勝ったから
湧ヶ淵(松山市) 川の難所と寺に残された蛇の骨と宝刀
えひめの龍・大蛇の伝説
【牛 鬼】 加納院の牛鬼退治(大洲市河辺) 南予の牛鬼は愛媛独自のデザインである
牛鬼と兼吉さん(西条市河原津) 牛鬼伝説は南予を中心に広く分布している
【濡れ女・針女】ぬれおなご(愛南町御荘) 愛媛の濡れ女は、牛鬼と別行動をする
【小豆洗い】 小豆とぎの殺人(愛南町一本松) 妖怪の小豆を洗う音に意味がある
【海の妖怪】 船幽霊(愛媛の海) 愛媛の海は不思議さと妖怪に満ちている
【海の鬼火】 あいぞうの火(松山市北条) 海の仕事に従事する人たちの信仰と怪異
【大ダコ】 タコの足とり(今治市波方) タコもいつまでもは黙っていない
第2章 山の妖怪
【天 狗】 石鎚の天狗(西条市) 全国に知られた愛媛の天狗は石鎚山に住む
杣の平四郎(四国中央市三島) 地域のヒーローは天狗も退治する
戸たてずの庄屋(愛南町一本松) 地方の名家に残る天狗の失敗話
天狗の小箱(松山市) 天狗が予言したという蒲生家の未来
日本大天狗番付
えひめの天狗伝説/日本一の天狗・崇徳上皇
【山爺・山姥】 山爺と山姥(東温市重信) 山爺と山姥は夫婦なのだろうか?
山姥の人さらい(上島町生名) 山姥が人さらいをすると神隠しになる
継子と山姥(西予市宇和) 恐ろしい山姥は優しい面も持っている
山姥の餅つき(久万高原町美川) 里人と仲良くしていた山姥もいる
【山女郎】 山女郎の笑い(久万高原町面河) 山姥の若い時が山女郎なのだろうか?
【サトリ】 深山のサトリ(松山市北条) サトリに悟られると大変なことになる
【アマノジャク】生木地蔵とお大師(西条市丹原) 愛媛のアマノジャクは弘法大師と敵対している
【ヤマイヌ】 お礼の鹿(四国中央市川之江) ヤマイヌと里人の交流が伝説になった
左衛門とヤマイヌ(伊予市) ヤマイヌから身を守るために必要なこと
【その他の妖怪】ジキトリ ノツゴ ウブメ 夜雀
第3章 里の妖怪
【えひめの狸】 四国に狐がいない理由(松山市) そういえば、四国では狐を見かけない
八百八狸(松山市) 享保の大飢饉がきっかけの久万山騒動と狸
『稲生物怪録』って何?
喜左衛門狸(西条市東予) 狸の化かし方を分類すると
片目の鯛と狸(今治市桜井)
お袖狸(松山市)
伊豫之国狸伝説大番附
えひめの狸伝説
【首なし馬】 御幸寺山の首なし馬(松山市) 首のない馬は、いつも決まった道を通る
えひめの首なし馬伝説/妖怪と幽霊の違いとは何だろう?
【化け猫】 猫又(上島町生名) 猫が人々から恐れられる理由
大藤谷の化け猫(鬼北町広見) 猫は歳を取ると妖怪に変身する
【蜘 蛛】 金剛滝の蜘蛛(鬼北町広見) 蜘蛛が妖怪と化したのはなぜか?
食わず女房(松野町) ケチと女の本性の戦い
【ノガマ】 ノガマ(カマイタチ)
【高坊主】 うとの高坊主(今治市玉川)
えひめの高坊主伝説
【おおひと】 大人の足跡(今治市朝倉) 巨人の足跡をたどって見えてくるもの
第4章 えひめの幽霊
【ミサキ】 七人ミサキ(伊方町瀬戸) ミサキと御霊の間に横たわる非業の死
村芝居のミサキ(伊方町瀬戸) 海で亡くなった人は大きな祟りをなすという
【楠木正成の怨霊】これは大事金蓮寺(松前町) 忠君・楠木正成は魔ものになって剣を奪いに
【六部殺し】 ひじりんくぼ(大洲市長浜) 旅人から金品を奪って長者になったという嘘
【飴買い幽霊】 学信の母の幽霊(今治市) 幽霊が生んだ子供は高僧になる運命だ
【お菊の亡霊】 お菊井戸(松山市) 全国に伝わる皿屋敷とお菊の話
【肉付きの面】 妖鬼の面(西条市小松) 嫁と姑の対立はいつの時代にもあった
【その他の幽霊】幽霊の片袖(新居浜市大島)
松根の生首(宇和島市) |