IRCでは、戦後70年を機に、愛媛の企業がどのように戦後の苦難を乗り越え、愛媛の経済を牽引するに至ったのか、自ら経験した方に語っていただこうという主旨で、調査月報の連載企画として取材を始めました。
開始当初から、世界を舞台に活躍し、全国展開しているような企業も、小さな商店や工場からスタートしたことが語られ、激動の時代を的確に捉えた経営感覚や技術力がうかがえると、大変好評だったそうです。
そこで伊予銀行の周年記念事業として、連載に登場された企業・団体のオーラルヒストリーを一冊の本としてまとめることとなりました。
単行本化に際しては、創業者の方などのオーラルヒストリー(口述記録)に加え、その企業・団体の歴史が理解しやすくなるよう、年表や記録写真なども加えて再構成し、巻頭には愛媛全体の産業史や現況を概観する解説なども加えられました。 |