[6月第1週]
[子規堂]
子規堂は、当社から目と鼻の先にあります。
 今は新緑がきれいですが、
少しずつ日射しが強くなってきたせいか、
子規堂前にある子規の「旅だち」の像にも、
木漏れ日が降り注いでいました。
写真:白石光一

 子規堂は、正岡家の菩提寺である正宗寺(しょうじゅうじ)の境内に建っています。子規が17歳まで暮らした家を復元した
もので、なかには子規の直筆原稿や遺墨・遺品などが展示されています。墓地の入り口には、子規のレリーフがある埋髪塔と、内藤鳴雪の髭塔があります。

[6月第2週]
[城山公園]
県立図書館へ行くときは、
城山公園の広い道を通っていきます。
歩きながら、城山のお城を眺めて
なんとなく「今日もいい気持ちだな」
と感じたりします。
時間がある人は
お濠の土手に上がってベンチに座り、
目の前を行き交う電車やバスを眺めたり、
緑陰をそぞろ歩きしたり。
昔の堀之内しか知らない人は、
素敵な空間に変わったなと思うでしょうね。
写真:白石光一

 愛媛県美術館の東側から県立図書館に向かう道からは、こんなふうに松山城とお城山が眺められます。
 以前は、陸上競技場やサッカー場、競輪場などの施設があったために、城山全体を見渡すことはできませんでしたが、こんなにきれいに見えるようになりました。

[6月第3週]

     [興居島]

伊予小富士といわれるだけあって、
興居島はなだらかな形で
見る人の心をなごませます。
 以前、大河ドラマ「坂の上の雲」で、
真之が東京に船出するシーンが
どこかの砂浜で撮影されていました。
なんとなく違和感がありましたが、
やっぱり興居島の姿がないのが、
松山人には一番寂しい感じがしました。

写真:白石光一

 松山港の沖合にある島ですが、三津港からもよく見えます。ビワとか桃、ミカンなどの産地で、フルーツの島というイメージがあります。西隣にある小さな釣島はタコの産地として有名でしたが、最近は、水揚げ量が減っているそうです。

[6月第4週]

[松山総合公園から見たお城山

 以前、松山では、
アップダウンのあるところの散策といえば、
松山城のあるお城山でした。
でも、大峰ヶ台が総合公園になってからは、
こちらで散歩する人が
増えたような気がします。
山頂まで距離はあるけど、
傾斜がなだらかで、
全部舗装もされてるから、
お年寄りでも歩きやすいのです。
 お城山より人工的な景観ですが、
季節ごとにたくさんの花があって
癒されます。
そしてなんと言っても気分がいいのは、
展望塔から松山城が真横に見えること。
いつもは仰ぎ見るお城が、
かわいらしく見えます。

写真:白石光一

 城山の標高は132m、総合公園のある大峰ヶ台は標高126mで、6mしか違わない。
 松山市制100年を記念して造られた公園の山頂にはヨーロッパの古城を思わせる展望塔があり、松山市街を眺める絶好のビューポイントになっている。

[6月第5週]〜[7月第1週]

[石手川公園]

石手川沿いの公園には、
たくさんの木があります。
土手沿いの道を
車で走っていたら、
木のトンネルのように
なっているところもあって、
なんか素敵です。
春のお花見の時以外は、
地元の人しか利用しない感じですが、
松山の緑のオアシスとして
大切にしてほしい場所です。

写真:白石光一

 石手川は、松山城築城時に、付け替えられた河川で、岩堰から出合(石手川と重信側が出合う箇所)あたりまで、いろいろな景色が楽しめる。

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