笹ヶ峰

[所在地]愛媛県西条市

[登山日]1997.2.22〜2.23

[参加数]7人

[概要]西条市の南に位置する、牛の背状のなだらかな笹の山で、8合目に四国最大の山小屋「丸山荘」がある。やさしいおじさんとおばさんがいて、登山者に信頼と安らぎを提供している。山荘の周辺は、スキ−ゲレンデが散在し、ちょっぴり郷愁を感じさせるクラシックなスキ−を楽しむことができる。ここより、頂上までは1時間ほど。笹のスロ−プは、冬山訓練にも適している。冬の登山者も多く、しっかりと踏みしめられているので、ラッセルの苦労はほとんどない。ゆったりと登り切ると、360度の大展望がわれわれを待っている。登山路は、寒風山や大永山から縦走してゆく手もあるが、冬は下津池から吉居経由の方が無難であろう。

[コ−スタイム]

2/22 吉居車デポ(林道途中)(8:10)―笹ヶ峰登山口(9:40)―宿(10:50) 

     ―丸山荘(11:35)…スキ−など…泊

2/23 丸山荘発(9:00)…滑落訓練…笹ヶ峰(11:30)―丸山荘着(12:30) 

     …昼食…丸山荘発(14:15)―登山口(15:30)

[登山手記]第1日目は山スキーに挑戦する。なんといっても木製スキーと竹のストック、軍靴のようなスキー靴と骨董品ですべり、貴重な経験ができました。今のスキ−と勝手が違って、とても難しく苦労しました。そして童心に帰り、”かまくら”も作り楽しみました。夜は、雪崩のため遭難した山田謙さんの関係者も丸山荘に宿泊していて、お互い冥福を祈り、語り合いました。 第2日目は、たたき起こされるまで朝寝坊して幸せな気分でした。天候は雲一つない快晴。雪の堅さも程良く、ザイルを使って南斜面を利用して滑落訓練。本で読むようにはうまくいかず、なかなかむずかしかった。練習の後、頂上登山。天候に恵まれ360度の大展望で遠く大山、石鎚〜剣までよくみえました。去りがたい思いで、いつまでも遠い山を眺めていました。