[所在地]香川県大野原町〜徳島県池田町
[登山日]1997.5.5
[参加数]4人
[概要]香川県大野原町五郷小学校から、櫃負観音堂をへて雲邊寺に至る旧遍路道である。道は数百年踏みしめられているだけあって、しっかりしている。一丁ごとの丁石も心強い。新緑の中を喘ぎながら登ってゆくと美しい、よく手入れされた植林地に変わってくる。左には、雲邊寺ロ−プウェイの優雅なゴンドラが見え隠れしている。その方面への分岐を過ぎると、とどめの七曲がり急登が待ちかまえている。次第に水平道に変わると人声が近ずいてきて、ロ−プウェイ山上駅の広場に飛び出す。あとは、ゆっくりと雲邊寺に参拝して、山頂の芝公園で昼寝を楽しむことができる。観音寺方面の眺望に優れ、天気がよければ、祖谷山系の遙かな山並みも素晴らしい。
[コ−スタイム]
五郷小学校(8:45)―櫃負観音堂(9:00)―700m地点(10:45)―雲邊寺(11:45)…昼食、昼寝…発(14:30)―五郷小学校(16:00)
[登山手記]毎年恒例こどもの日の登山です。小学校より櫃負観音堂への道が少しわかりにくく迷うところでした。観音堂から頂上までは、しっかりした一本道です。一丁ごとの丁石はありがたいのですが、頂上までの時間をカウントダウンされているようで、よけい疲れる原因になるかもしれません。途中巡礼者に会い挨拶をしました。やはり、四国八十八ヶ所は歩いてこそ意味があると思います。遍路道こそが御大師様の作られた真の霊場だからです。ただ、わたしたちにはその時間が取れないのが残念です。巡礼者がとても羨ましく感じました。ロ−プウェイ山頂駅に到着すると”こどもの日”でもあり、多くの人でにぎわっていました。いままでの静寂がうそのようです。頂上は、香川と徳島の県境でおおきな仏像が立っています。雲邊寺自身はどちらに属するのでしょうか?芝生公園では、大人は昼寝、こどもは遊び、お天気もよくのどかな登山でした。