[所在地]愛媛県宇摩郡別子山村〜新居浜市
[登山日]1997.6.7
[参加数]5人
別子山日ノ浦登山口より旧別子銅山跡を見学しながら銅山峰に至り、西山、ツナクリ山を経て大永山トンネル直上の大阪屋敷、馬道の別れを過ぎ、1470m峰付近、乳山別れの途中までの散策コ−ス。見所がとても多い。初めての人は、別子銅山の遺跡群にまず圧倒されるであろう。説明板がそこここに整備されている。この時期、ツガザクラの可憐な花が彩りを添えているはず。銅山峰からの瀬戸内海の展望、ツナクリ山からの黒森山、笹ヶ峰、1470m峰付近からの冠山、平家平と、つぎつぎに風景が改まる。健脚の人は、笹ヶ峰まであと一投足である。この道は、新居浜山岳会の大先輩、住友化学登山部により開拓され、”住化ル−ト”と呼ばれている。
[コ−スタイム]
日ノ浦登山口(6:30)―ダイヤモンド水(7:10)―歓喜坑(7:50)―
―銅山峰(8:10)―西山(8:53)―ツナクリ山(9:37)―
―馬道の別れ(10:50)…昼食…―1470m峰付近(13:20)
―大阪屋敷(14:45)―大永山トンネル(15:10)
[登山手記]蘭塔場、観喜抗を通り過ぎると、道の両脇に小さなスズランの花のようなかわいい「ツガザクラ」が、一杯咲いていて、時間も忘れ、見とれてしまいました。銅山越では石壇に囲まれた、お地蔵さんにお参り。私たちの仕事している労災HP、新居浜市街が見えました。更にツナクリ山にむかって出発。途中「アオノツガザクラ」というツガザクラより小さな花が咲いていて、タヌキにも会い感激。西山からツナクリ山まではちょっと息が切れる急登です。しかしちち山〜平家平〜石鎚山とよく見え、何枚も記念撮影をしてしまいました。あとは、快適な水平道が延々と続きます。今回の昼食は冷やしざるうどん。1470m峰の北斜面、キャンプ地と書かれた場所付近の水場を利用して作りました。なんといってもおいしかったです。だって10玉を5人で平らげてしまったのですから(まだ、足りないくらいでした)。キャンプ地から一登りで、すがすがしい笹原に到着します。乳山別れがすぐそこに見え、行きたい衝動にかられましたが時間切れで涙を呑みました。間近に迫る、冠山から平家平の勇姿はさらなる登高欲をかき立てるものでした。