第6回国際エクロジャイト会議 寸描

 第6回エクロジャイト国際会議が開催された新居浜市の「愛媛県総合科学博物館」です。これだけの施設であれば、国際会議で使用しても、恥ずかしくないと思います。

 会議の合間に撮影しました。「一緒に講演を聴かれませんか?」と誘われたのですが、ちょっと遠慮してしまいました。休憩時にも、えんえんと議論が続いていました。

 ロビーに特別展示されていたエクロジャイトの標本の一つです。カンラン岩に包埋された、garnet clinopyroxenite の姿で、ガーネットと輝石類のコントラストがとても美しい代表的標本です。

 国際会議の抄録集や、巡検のガイドブック類です。はっきり言って、エクロジャイトの「宝の地図」で、これらをゲットできただけでも大きな収穫でした。

 会議初日の夕べ、リーガロイヤルホテルで、新居浜市と別子山村の来賓も交えてレセプションが催されました。これは、その記念に配られた「桝」です。余ったものをいただきました。中にエクロジャイトの小片を入れてみました。

 さらに、会議参加者には、瀬場谷で発見された最高のエクロジャイト標本が、袋に入れて配られました。外人にとっては、この上ない「おみやげ」になったと思います。別子、いや日本にとっても大きな誇りとなる一品だと思います。

 今回の国際会議を記念して、立派な記念碑が別子の瀬場に建立されました。記念碑自身が、素晴らしいエクロジャイトの標本です。これを参考にしてエクロジャイトを採集してください。決して、碑石をヘツらないようお願いいたします。

 K君から提供された、エクロジャイト記念碑、除幕式の記念写真です。高須先生をはじめ、若い研究者の方々も参加されました。地球の大きな謎に挑む若き研究者の、これからの大いなる活躍を期待しつつ筆を置きます。