明治・大正・昭和の建造物 愛媛温故紀行 えひめ地域政策研究センター A4判 並製本 本文208ページ ¥2500+税
愛媛県内に点在する近代化遺産1,326を調査し、 その中から厳選した317をカラー写真で一挙紹介。
近代の産業や暮らしを支え、時代をリードしてきた数々の土木構築物や建築物。 技術革新や産業構造の変化とともに、その多くが姿を消しつつあるが、今なお現役で使われているものも少なくない。
近代化遺産とは、日本の近代化を支えてきた建造物。愛媛県では、「愛媛広域文化交流基盤整備構想」の一環として、幕末から昭和20年までの建造物について、平成13・14年度の2カ年にわたって全県的な実態調査を行い、えひめ地域政策研究センターが「愛媛県近代化遺産総合調査報告書」としてまとめた。 文化財としての価値をはじめ、近代化遺産が生まれた歴史的・文化的背景を感じとり、先人たちが辿った道を訪ねるための格好のガイド誌であるとともに、まちの貴重な財産としてまちづくりに活用してもらうものでもある。 人々の関心がなければ、ついつい老朽化を理由に取り壊されることが多いものだけに、その価値を認識してもらうためにもぜひ多くの県民に読んでもらいたい一冊である。
■土木 伊予鉄道石手川橋梁/三嶋橋/長浜大橋/明治橋/柿原水源地水道施設群/美保の海岸護岸 水荷浦の段々畑 ほか
■産業 安野農具製作所唐箕工場/西福製瓦工場職屋/上芳我家・本芳我家/日進館 倉敷絹織(株)西条工場食堂/興業舎(株)第二工場/石崎船渠築造船所 湯山第一・第二・第三発電所/別子銅山瑞出場水力発電 ほか
■建築 愛媛県庁舎/宇和島警察著/新居浜武徳殿/逓信省平磯水底線陸揚室 釣島灯台/中渡島灯台/豫州銀行本店/道後温泉本舘/久松定謨別邸萬翠荘ほか