第382回
平成11年12月8日(水) 午後7時から恒例の忘年会及び藤田千春先生の送別会が開かれました。出席者は次の23名でした。
出席者氏名 (前列左から)大串春夫、上田美笑子、藤田千春、麻生恵子、大坪裕美、多々見年光、真鍋豊彦 (中列左から)山本浩一、三崎 功、篠原文雄、塩田康夫、加藤文徳、若本裕之、中野直子、宮田栄一 (後列左から)加藤正隆、長屋聡一郎、一の瀬洋次郎、高橋 貢、鈴木俊二、星加 晃、上田 剛、松浦章雄(敬称略) |
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平成11年11月17日(水) 午後7時ー
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場 所 | リーガロイヤルホテル新居浜 | |
特 別 講 演 | 小児気管支喘息の吸入療法 | |
講 師 | 大阪済生会中津病院小児科 免疫・アレルギーセンター部長 |
末 広 豊 先生 |
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平成11年10月13日(水)午後7時ー
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話題提供 | 第8回 日本小児リュウマチ研究会 | 愛媛労災病院 | 長屋聡一郎 |
話題提供 | アデノウィルス7型感染症 | 県立新居浜病院 | 若本裕之 |
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1)小児成人病予防検診について | 話題提案者 | 真鍋豊彦 |
2)県小児保健懇談会について | 松浦章雄 |
1)話題提供
「第8回 日本小児リウマチ研究会」
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平成11年9月8日(水)午後7時ー
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症例 | 「肺転移をみとめた睾丸卵黄嚢腫の1例」 | 住友別子病院 | 藤田千春 |
話題提供 | 「抗生剤と他剤配合変化」 | 鈴木医院 | 鈴木俊二 |
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1)第9回日本外来小児科研究会報告 | 塩田康夫、川上郁夫 | |
2)1歳6ヶ月健診(集団)について | 山本浩一 |
手術前診断について質問がみられた。陰嚢水腫との合併があるので注意すべきとのことであった。導入化学療法でBEP(bleomycin、etoposide、
cisplatin)があるが、etoposideを使用しなかったのはvinblastineより副作用が強いことと、数年後にみられる白血病の発生が気になったからとのことであった。
2) 話題提供
「抗生剤と他剤配合変化」
鈴木医院 鈴木 俊二
抗生剤細粒と他剤との配合後の変化(主に力価残存率)をまとめた。配合変化は25℃湿度75%〜室温(液剤、シロップ剤・ジュース等では遮光冷所(5℃)を追加)にて1日・3日・7日・(10日・14日)後に評価していた。
@散剤との配合では特に混合投与禁の薬剤は無かった。フロモックスではアスベリン等で湿固化が認められたが投与可能だった。バナンは単剤でも固結傾向が有り乾燥剤又は透湿度の低い包材必要だった。
A液剤、シロップ剤との配合変化は、メイアクト・フロモックス・ユナシンは混合投与禁、クラリスは混合投与後保存可能期間の短いものが有った。バナンはアスベリンとはゲル化するため冷所保存が望ましい。25℃で力価残存率の低下が有る物も遮光冷所(5℃)ではほとんど低下しなかった。
Bジュース等との配合ではユナシンが混合投与禁、クラリスがオレンジ・グレープ・ピーチが禁。他剤も力価残存率の低下が著しく配合直後の投与が望ましい。
(以上 発表者抄録)
質疑・討論:非常にはっきりした数字での話題提供であったので、処方の善し悪しが歴然としていた。このため「飲ませ易くするために薬を凍らせたものはどのような変化がおこるのか?」「服薬のコンプライアンスを考えると、少しの力値減少なら処方が許せるのではないか」など、より実際的な質問がでた。
3)その他:
1. <第9回日本外来小児科学研究会報告>
(1)溶連菌感染症のワークショップ 中萩診療所 塩田 康夫
8月21〜22日、第9回日本外来小児科学研究会が大阪で開催されました。21日は溶連菌感染症、22日は中耳炎のワークショップに参加しましたが、W.S.形式はこの会の最大の特徴で、今回は前者について記してみます。初めに、あらかじめ配布されていた参加者へのアンケートの集計報告があり、大まかな傾向として
診断は迅速診断のみ:その理由・・・患児母親へ示す。
臨床診断の補強:キットはストレップA
検尿の時期・・・診断後2or3or4W後
使用抗生剤・・・AMPC
使用期間・・・10日間
登園(校)・・・投与開始2日後or3日後or解熱1日後
診察時期・・・初回受診3日後or内服終了時
同胞等への対応・・・希望者の診断、希望者への投薬
治療後検査は原則せず、再排菌例は原則治療or症状を伴わない例は治療せず
再発治療時抗生剤・・・同じor変更
再発治療期間10日、
という結果でした。
当日のテーマとして、
1)迅速診断キットの比較
これについては、アンケートと同じくストレップAテストパックが使い易いという意見でした。
2)選択薬剤
耐性菌の報告はまだないので、基本的にはペニシリンでよい。再発時にはクラリスやセフェム剤も。MICもよい。新製品のアジスロマイシンは1日1回3日間でよいのこと。できるだけ8時間毎にきちんと内服すること。
3)反復感染児の対応
再発と再感染・・・早期に反復し、同型(T)、薬剤感受性が同じなら再燃と考えられる。1ヶ月以上たっての反復は型が違うだろう。再発する理由として
1.コンプライアンスの欠如、
2.家庭や地域での反復暴露の問題、
3.Copathogenes(ベータラクタマーゼを産生)仮説、
4.GABHS(A群β溶連菌)と競合関係にあるα溶連菌の予期しない根絶(GABHSに感染しやすくなる)、
5.早期の抗生剤治療による免疫の抑制、
6.抗生剤に対する抵抗性・耐性:
AMPC・・・コンプライアンスがよい。6日内服でよいという説もある。
セフェム剤・・・治療の失敗と再発がすくない。
4)同胞への予防投与の是非
一般的にはGABHSの咽頭保菌者への抗生剤投与の適応はないとされているが、長期間のGABHS咽頭炎が蔓延している家族では、全構成員への治療が必要な場合もある。
5)検尿の必要性
この問題については、いろんな意見がでましたが、外国の文献には記載がないとのことです。咽頭炎罹患前に微少血尿がある場合も考えると、診断した時点で尿チェックも必要ではないか、診断後2−4Wで2回は必要ではないか、など。
6)激症型のトピック
時間がなくなり、文献紹介のみ。水痘後に起こりうるそうです。
GABHS感染症は増加している。T1,T3 型が増加しており、アメリカでのリウマチ熱の増加などもあり、今後もこの「古くて新しい悩ましき感染症」の動きに注目していく必要があるとの結論でした。(以上 報告者まとめ)
コメント:溶連菌感染症は、この度の感染症新法では4類で「その他の感染症」としての扱いとなった。しかし小児科医にとって、日常の外来診察では感染後に引き起こされる重大な疾患があるため非常に注意すべき病気の一つである。ところが診断、経過観察の仕方などで、統一された方法があるようでどうも統一されているとは言い難い疾患である。このため、現在日本で行われている標準的な溶連菌の治療法がどのようなものかを判断する貴重な報告であった。わざわざまとめて下さったのでその全文を紹介する。
(2)中耳炎のワークショップ 中萩診療所 塩田 康夫
川上こどもクリニック
川上 郁夫
小児科での対応として、診断には耳鏡・ティンパノメトリー ・ファイバースコープなどが利用されている。抗生剤による耐性菌の出現が心配されているため、抗生剤の使用をできるだけ控えているとの報告あり。
(3)研究報告について
川上こどもクリニック 川上 郁夫
1.微量血液での「血算、CRP」による病気の経過観察について
2.ECHO検診(腹部、LCC」について
3.早朝外来や夜間外来について
4.インフルエンザについて・・・・熱型、脳症、治療、予防注射
5.prenatal visitの必要性について
コメント:いずれもこれからの小児科外来で行われるようになるだろう先進的な試みが主である。
2. 1才6ヶ月健診(集団)について 山本小児科クリニック 山本 浩一
医師の記入用紙が、診断名を主体にしたものになっています。病気が考えられる場合は別として、所見としての「大泉門閉鎖不全」の適当な記入欄がみあたりません。このため「ゴム印」が用意されます。「取りあえず経過観察」の場合は、このゴム印を押して下さい。
3. 全国こどもの健康週間について 松浦小児科 松浦 章雄
すでに県小児科医会会員にはご連絡がいっていると思いますが、今年も県小児科医会が「全国こどもの健康週間」で電話相談(平成11年10月3日)を行います。昨年の「全国こどもの健康週間」での電話相談が思ったより少なかったので、県小児科医会会員以外の方にもご協力をお願い致します。
4. 仮性包茎、伝染性軟属腫の「治療としての処置」はどのようにしているか? マナベ小児科 真鍋 豊彦
「診察時に非常な不安を訴える患児は、何か特別な痛みを伴う処置を受けている可能性が高い。したがってもう一度痛みを伴う処置について考えて欲しい。これらの疾患はともに自然治癒が考えられる疾患であるが、その場での治療をするとなると痛みを伴う可能性が高い。できるだけ何もしないで経過観察が良いのではないだろうか。」との提案で、議論がなされた。
(文責 山本 浩一)
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平成11年8月11日(水)午後7時ー
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症例 | 「West症候群を合併したDown症候群の4例」 | 愛媛労災病院 | 長屋聡一郎 |
話題提供 | 「不登校児のためのフリースペースとグループホーム」 | 渡辺小児科 | 渡辺敬信 |
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1)日本アレルギー学会報告 2)小児保健セミナー報告 3)日本脳炎ワクチンについて |
早川星朗 真鍋豊彦 山本浩一 |
第377回
恒例の夏季懇親会と山崎松孝、国末(徳永)景子両先生の送別会が、リーガロイヤルホテル:中華料理 龍鳳で開かれました。
会に先立ち、塩野義製薬KKから製品(フロモックス)紹介がありました。活鯛の姿造り中国式、海の幸とアボガド入りひかひれスープなど、料理長の丹精こめた珍しい料理をおいしくいただきました。
出席者は次の17人でした。 (後列左から)若本裕之、上田剛、加藤正隆、早川星朗、一の瀬洋次郎、藤田千春、高橋 貢、松浦章雄、、宮田栄一(敬称略) |
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平成11年6月9日(水)午後7時ー
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症例 | 「Eyelid myoclonia with absencesの1例」 | 県立新居浜病院 | 若本裕之 |
話題提供 | 介護保険の「新居浜市の動向」 | かとうクリニック | 加藤正隆 |
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1)日本小児神経学会報告 2)日本小児科医会生涯教育セミナー報告 3)新居浜小児科医会の「これからのテーマ」について |
若本裕之 真鍋豊彦・松浦章雄 会員 |
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平成11年5月12日(水)午後7時ー
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話題提供 | 「サルモネラ菌による食中毒」 | 住友別子病院 | 藤田千春 |
話題提供 | 「手足口病と脳炎」 | 松浦小児科 | 松浦章雄 |
1)話題提供
「 サルモネラ菌による食中毒について 」
住友別子病院小児科 藤田 千春
平成11年3月〜4月にかけて、乾燥いか菓子によるサルモネラ食中毒が日本全国で発生し、患者数は46都道府県1505名に達した。
新居浜でも8歳と2歳の姉弟が胃腸炎を発症し、さらに敗血症も併発。便と血液からサルモネラO-7群が検出された。
近年、食中毒は原因施設が家庭から外部施設へと移行し、大型化や大規模化している。又、腸炎ビブリオやブドウ球菌による発生は減少しているが、サルモネラ菌による発生は平成元年以降年々増加している。Salmonella
enteritidis(O-9群)の増加によるものであり、鶏卵の汚染が原因と考えられている。
サルモネラ食中毒は、5歳以下に好発し、小児では発熱・下痢・血便・腹痛などの胃腸炎自体が重症化しやすく、乳幼児では菌血症から敗血症や髄膜炎などの腸管外症状おこす危険がある。又、排菌が2〜6ケ月間続く長期保菌者になりやすく、更に保菌者から感染するヒトからヒトへの二次感染をおこす事もあり、注意が必要である。(以上 発表者抄録)
質疑・討論:
a. 耐性菌の出現により抗菌薬の選択がより難しくなっていること。
b. 胃腸炎の治療の時と腸管外感染の時との抗菌薬の選択に違いはあるか?さらに、その薬剤の投与経路(経口・静
脈)の 問題は?
c. むしろ発症初期から腸管外感染を考えにいれた抗菌薬の投薬をするほうがよいのでは?
d. 保菌者の乳児園・保育園への通園はどうするか?
など小児のサルモネラ感染症に特有の「個々の症例で悩まなければならない問題」が改めて浮き彫りにされた。今後もますま
す増加する可能性の多い感染症だけに大きな問題提起になったと考えられる。
2)話題提供
「 手足口病と脳炎 」
松浦小児科 松浦
章雄
近年、エンテロ71による手足口病で、重篤な経過をとって死亡する例が報告され、エンテロ71による手足口病では、合併症として脳炎があることが広く知られるようになった。
1973年に自験した「手足口病で脳炎」の3症例(2例死亡、1例治癒)を振 り返ってみた。当時、エンテロ71はまだ同定されておらず、丁度コクサッキーB5が流行していた時であり、「Cox
B5による手足口病で脳炎」と誤って地方会で発表してしまった。
現在の知識から振り返ってみると、1例はCox
B5による脳炎とエンテロ71による手足口病の重複感染と考えられた。他の2例は、データ不足で確証は無いが、エンテロ71による手足口病で脳炎であった可能性があると思えた。
また、エンテロ71での脳炎の発生にCox
B5の影響はどうか、という私見を述べた。併せて、エンテロ71や手足口病に関する最近の報告などを紹介した。(以上 発表者抄録)
質疑・討論:
a. ウイルスの重複感染について
特に、病気の重症化について。
b. 病気を発症しているときの扱いについて
最近マレーシアや台湾でエンテロウイルス71による手足口病での脳炎による急性死の多発が報告されている。また、日
本でもエンテロウイルス71による手足口病での急性死亡例が報告された。このような致命的な脳炎が多発する手足口病もあるので、手足口病の発症している時休園させるべきか通園を許可するべきかとの討論がなされた。
しかし、「手足口の症状以外に、元気がない・高熱・頭痛・嘔吐などがなければ」今までと同じように、特別に休園の指示をする必要はないだろうとの意見に落ちついた。
2) その他
日本小児科学会報告 松浦小児科 松浦 章雄
1. アメリカに日本から麻疹(はしか)が輸出され、日本も世界的視野でみると病気の輸出国である。
2. 気管支喘息の原因として、RSウイルスやクラミジア・ニュ-モニエがクローズアップされてきている。
3. インフルエンザ脳炎とサイトカインの関係。
などの発表についての報告があった。
(文責 山本 浩一)
第374回
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平成11年4月14日(水)午後7時ー
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症例 | 「免疫抑制剤で治療中に急性腎不全を呈したSLE腎炎の一例」 | 十全総合病院 | 一の瀬洋次郎 |
話題提供 | 「病児保育について」 | 中萩診療所 | 塩田康夫 |
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○感染症サーベイランスの件
○会費徴収法の件 |
1)症例発表
Cyclophosphamide(CP)大量静注療法中に急激に腎機能の悪化がみられ、慢性腎不全に陥ったSLE腎症の1例
十全総合病院 小児科
一ノ瀬洋次郎、上田 剛
【症例】
11歳の女児。平成2年秋(7歳半)にSLEを発症、以後PSL(プレドニゾロン)及びミゾリビンの内服、mPSLパルス療法を受けるも、補体の低下にともない入退院を繰り返していた。平成6年2月より蛋白尿、低蛋白血症が増悪し当科入院。腎生検にて、diffuse
proliferative glomerulonephritis (classW)
と診断された。
入院時、PSL長期服用のためのmoon face、中心性肥満、高血圧、白内障、緑内障を認め、検査所見では、低蛋白血症、蛋白尿、高脂血症があり、ネフローゼ症候群を呈し、血清補体価の低下、BUN、Crの軽度上昇認めた。
以上よりステロイド抵抗性の diffuse proliferative
lupus nephritis で腎機能の低下があり、PSLの副作用強いことにより、CP大量静注療法を施行した。入院の6ヵ月間は1ヵ月に1回合計7回の静注を行い、血清補体価が上昇しPSL減量に成功した。7回目のCP静注後退院し、次回静注を平成8年3月下旬に予定した。
紹介病院にて外来フォロー中、3月初旬から浮腫、4日前から下痢、嘔吐出現、前日から乏尿となり再度当科入院。入院時、浮腫および腹水貯留を認め、検査ではBUN、Crが高度上昇し腎不全と診断、直ちに血液透析を開始した。入院32日目より腹膜透析に移行、およそ3年後の現在も在宅腹膜透析を余儀無くされている。
【考察】
CP大量静注療法は、SLE腎症に対し良好な結果を得たという報告は多いが、治療期間中の感染症や腎機能悪化には注意を要するものと思われた。
2)話題提供
病児保育について
中萩診療所 塩田康夫
内容:病児保育について解説し、愛媛県の現状や中萩診療所が行っている病児保育「たんぽぽの部屋」の利用状況を年間月別利用者数、一日あたりの利用者数、その児童の病名および年齢などについて報告した。
3)その他
a. 新居浜・宇摩・西条地区の感染症情報について
全国の感染症サーベイランスシステムの変更があったが、より日常診療に即した現在のシステムを当地区では続けて行くことを確認した。
説明:日常診療に役立つ感染症情報とは、どの感染症が現在流行中かという時間的な同時性が大変重要である。新居浜小児科医会では地域に密着した感染症情報(定点;新居浜10、宇摩3、西条1)を1週間毎に集計して会員間で利用している。前週の感染症の発生が把握できる貴重な資料である。
b.新会員(平成11年4月1日から勤務)
1)若本 裕之先生(県立新居浜病院)
田内久道先生の後任
2)一ノ瀬 洋次郎先生(十全総合病院)
山手智夫先生の後任
(文責:山本 浩一)
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平成11年3月10日(水)午後7時ー
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話題提供 | 「小児の救急医療・新居浜の現状と問題点」 | 県立新居浜病院 | 田内久道 |
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於”すし捨” |
第372回
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平成11年2月17日(水)
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話題 | 「昔の小児科・・疫痢・ポリオなど・・」 | 垣生診療所 | 大串春夫 |
第371回
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平成11年1月20日(水)
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症例 | 「Down症候群の新生児にみられたTAM(transient abnormal myelopoiesis)の1例」 | 住友別子病院 | 加藤文徳 |
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「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の1例」 | 県立新居浜病院 | 徳山景子 |