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ほんとは「43年が経過」が正しいんだけどね。。

会長あいさつ

 S47年卒 井手 浩一

 1年に1回の演奏会を続けて来て44回。当初から関わってきた立場からすると、
20年くらいの実感しかないのですが、ともかくそれだけの時間が経過したのは間違いありません。

 OB会を立ち上げた動機は、母校で共に3年間を過ごした仲間にもう一度会いたいということにあります。この気持ちは、卒業して何十年経とうがおそらく変化しません。あの先輩に、あの後輩に会いたい、並んで演奏したい、その気持ちがここまで続けて来られた根底にあります。

 ただ、最近気が付いたことですが、それ以外にもOB会が続いて来た要因がいくつかあります。
@先生と教え子のケース 会員の中には学校の教員になっているメンバーも多いのですが、小学校、中学校の教え子が母校へ進学して吹奏楽部へ入り、卒業して演奏会で再会するパターンですね。小学生の頃の姿を知っている側としては成長した姿を見ると、それだけで涙が出るそうです。元の教え子は多少煙たいのかもしれませんが。
A親子、兄弟間の会員のケース。これも結構あります。この変形としてイトコ同志、或いは伯母と姪、なんて事例もありますね。やはり身近に音楽好きが居ると、その空気が伝染するのでしょうか。更にヴァリエーションとして同じ職場の繋がり、というケースもあります。大学を卒業してとある金融機関に就職して、そこの上司が実はOB会の先輩だった、という笑い話もあります。

 こういう風に人と人の輪が広がって行くことは想定外でした。でも、44年が経過した今、目の前に居るメンバーとの繋がりを大切にして行かないと、この会は続いていかないだろうなと感じています。演奏会の準備は年寄りも若者も一緒です。共に楽器を運んで椅子と譜面台を並べて、終わったらまた撤収して車に積んで、家が遠い者は車で送って行く、と。この繰り返しで、それまで互いの存在すら知らなかったメンバー同士に新たな絆が生まれます。

 OB会は人と人の繋がりが生命。ずっと前から言い古されて来た言葉ですが、これからもこのフレーズの持つ意味を大切にしながら、次の1年、2年と活動を続けて行きたいと思います。







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