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「・・・とうとう来てしまったか。」

                           59年卒 尾崎 光芳

 この度、音萌の会会長に推挙されました59年卒 尾崎 光芳です。よろしくお願いいたします。就任に当たって何か書くのが当然だろうという周囲の雰囲気にびくびくしながらではありますが、折角ですので、少しばかり語ってみたいと思います。

 とは言うものの、会長らしいことは、1月3日以来、何もしておりません。強いてあげれば、副会長ほかの運営部の人事をしたことくらいかな。というのも、仕事にプライヴェートに「チョー」多忙なもので。畢竟、井手前会長はじめ、皆様方には、正月早々タイヘンご迷惑をおかけしており、前途多難もいいところだと自戒しております。実際、音萌の会も現役たちも、未曾有の危機的状況におかれているというのにネ。ま、私にとって一生一度の大イヴェントを控えておりますので、どうか、あと1カ月ほど(これ書いてる時点から起算)よろしくお願いします。

 のっけから何だかわからないことを書いてしまいましたが、この辺からちょっとマジメに。

 <現役たちは今>
  現役たちの状況については、多少なりとも各方面からお聞き及びの向きがおありだとは思います。現役諸氏はそれなりに部活動を楽しんでいるようではありますが、正直言って、もっと楽しさを広げていく道があるにも関わらず、また、その道の存在にうすうす気づいている者もいるものの、未だその道を見つけられないでいるように感じます。
 折角青春の貴重な時間を好きな音楽に費やしているのに、何となく不完全燃焼のまま高校生活を終えて新しい生活に入っていく。そうして知らず知らずのうちに音楽とは離れていってしまい、時の移り行く狭間で何か忘れ物をしてきたような気になる。全てとは言いませんが、こういう例が無いとはいえません。・・・忘れ物した気になるかどうかは別にして・・・。
 I手さんほどではないでしょうが、今の現役諸君と話をして、また一緒に演奏して感じるのは、自分達で拵えた何だかこじんまりとしたエリアから一歩も出ず、恰も無人島で部活動をやっているかのようだということです。換言すると、新たな知的刺激がなく、自分達はこうしたいからそのためにはこれをこうしてこうするんだあーっ!というところが感じられないということです。
 これは、現役たちだけの責任ではありません。現役たちのバックアップを目的としたOB会をもう四半世紀以上も続けてきながら、迷走する高校生たちをほおっておいた我々にもその責任の一端はあるでしょう。全然バックアップしてないんだから。そりゃあ、音萌の会に入りたくない卒業生も出てくるでしょうね。音萌の会って自分達とはカンケーないって思っている子もいるんだから。
 高校生のためになることは、つまりその高校の卒業生である音萌の会のためでもあります。私は、音萌の会の原点である高校生のバックアップに力を入れたいと思います。我々は言うに及ばず将来の音萌の会員のために。

 <音萌の会は今>
  今年の演奏会は、8月15日火曜日です。去年の演奏会は、まあ、そこそこ好評でした。曲も一昨年ほど難しくなかったし。もっとも、コミセンには相当怒られましたが。しかし、ひとの集まりは近年まれに見る悪さでした。これでほんとに人前で演奏するつもりなんかいな?と某指揮者を嘆かせて、半月で5キロも痩せさせたくらい。この点の解決にはおそらく時間がかかるでしょう。今年は、お盆とはいえ平日ですしね。
 さしあたり今年はしばらく途絶えていた合宿を是非復活させたいと考えています。やっぱ、集中してみんなで練習する時間は必要ですよ。・・・練習後の焼肉&ビールも格別だし。

 音萌の会もホントに巨大化しちゃって、でも運営の基本は昔の仲間内の集まり時代からあんまり変わってないんですよね。といって、巨大組織なりの運営をしたんじゃ、音萌の会がそれこそ単なるOB会になってしまい、それもまたつまんない。
 この新時代の音萌の会の在り方を模索して、音萌の会のために良いと思われる方向に1ミリでも歩んで行けるようディレクトする、これが私の為すべきことと考えています。

 如何ほどのことが出来るかはわかりませんが、音萌新時代創造のために微力を尽くしたいと思います。
 どうぞよろしくお願いします。





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