第27回演奏会に寄せて 59年卒 尾崎 光芳
早いもので、私なんぞが会長を引き受けてからはや6か月、演奏会まであと1か月半を切ってしまった。
にもかかわらず、実はこれを書いている現在決定しているのは、指揮者と3部の曲くらいのもので、1部の曲に至っては、選曲委員会で選んだものが楽譜の不備(東高の古い楽譜って、なぜかスコアとパート譜が完全に揃っているのが無いのである。それも、さあ、やろうかという曲に限って)等で変更を余儀なくされ、楽譜庫漁りのために今は東高の試験の終了を待っているような状況である。・・・こんなんで大丈夫なんかいな?
それにしても、東高って、あんなに楽譜無かったんだろうか?いや、あるんだけど、使用に耐えないんだよなあ。スコアやパート譜の原譜が無いのって、問題外なんじゃあないの?
まさか記念に持って帰って額に入れて飾ってるってことは無いよね?・・・無いよね!?
それはさておき、今年は7年ぶりに「展覧会の絵」である。私などはついこないだやったように思うんだけれど、現在運営に携わっている者の中でも筆者とI手さん以外のメンバーは「やったことが無い」、「前回のときは高3でした」、「・・・中学生でした」などと宣うのである。いやはや・・・。ホンの7年前なんですよ!!
またもや脱線したが、「『展覧会の絵』は音萌にとって特別な曲であって、節目節目の機会で演奏してきた」というのが、これら若い人達の認識である。だから選曲委員会の場でも「第30回演奏会にやる曲がなくなるじゃないですか!」なんて意見が強力にあったりした。
でもね、全曲を音萌でやるのは3回目だし、前回は確かに第20回だったけど、その前は第10回ではなくて、第9回。回数的には節目でもなんでもない。会場が市民会館の大ホールになったのも第8回からだから、これまた節目でもなんでもない。
というわけで、若い諸君、何の遠慮もすることはない。大いにやればいいのである。
ただ、毎年言ってる「敷居の低い曲を」というのは、またしても果たせそうにはない。けれども、そこんとこは「展覧会の絵」に免じてお目溢し頂きたい。なにしろ、音萌にとって「特別な」曲なんだから。節目の曲かどうかは別にして。
今回の演奏会、私は個人的に相当入れ込んでいるつもりである。会長の仕事を全うできるかどうかはわかんないけど。自信はこれっぽっちもないんですもん。ホント。
だから、皆さん、助けて下さいね。自分達でやらなきゃ。会長はこれっぽっちもアテになんかならないぞー。んでもって、20世紀最後となる音萌の会の演奏会、「終わり良ければ全て良し」ってことにしようじゃぁないですか!
・・・で、21世紀最初となる来年は来年で、「はじめ良ければ全て良し」ってことでネ。
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