愛のよろこび(ハートマーク) −会長の結婚-
らくさぶろう(S59年卒)
寝耳に水。いい意味で。
みっちゃん(現会長・尾崎光芳。みんなは「たま」と呼ぶが、僕はこう呼ぶ。)とはもう20年のつき合いで・・・とここまで書いて自分で「うえっ!
もう20年!!?」と驚いている。
そう、20年のつき合いで、高校のころからマニアックな話と、へんな顔芸、似てるのか似てないのか微妙な物まね、凍てつくギャグの数々によく笑わせられたものである。
最近は、僕のやってる「ブラボー!クラシック!!」というFM愛媛の番組でも、お世話になりっぱなし。その膨大なコレクションのCDの中から珍品を貸してくれたり、間違ったことを言うと直してくれたり・・・。助かります。
僕も、何の因果かこんな仕事をするようになったので、色んな人達の結婚式の司会をさせてもらっている。音萌のメンバーでも同級生の坂口をはじめ、戒井さん、仙波さん、今井、中村などなど。指名してもらい、大変ありがたいことです。
んで、日頃からみっちゃんには「みっちゃん、まだ?
はよ結婚せんと自分が 高(マルコウ)になるぞ!
する時は司会させてね。」と言ってきた。
今年の2月末。ケータイにみっちゃんからTEL。
み「トミー(僕のあだ名)、お待たせしました。」
ら「えっ! いよいよ結婚!? おめでとー! いついついつ?」
み「4月2日なんよ。」
ら「そらまたえらい急な・・・。オレ16:00ごろやないと空いてないよ。」
み「もうトミーに合わすけん。」
ら「いや、それはありがたいけど・・・。で、相手は?」
み「トミーの知っとる人やけん。今隣におるけんちょっと代わろわい。」
・・・この数秒間、僕の "知っとる人"
がダダーッと頭の中を駆け巡ったのだが、電話に出た女性は、その中の誰とも違っていた。
次号に続く・・・いや、つづかんつづかん!!
女「もしもし、分かる?」
ら「えっ!? 誰?」
女「金澤です・・・」
ら「えっ?きんちゃん(アダ名)!?」
き「そういうことになったので・・・」
そういうこともああいうこともない。ただビックリした。
絶対に考えられない組み合わせ。
数氓フ「確率」では計算出来ないカップル。
数日後、焼鳥屋で2人に会うことになり、親友のきぃ(山崎淳二)も呼び出し、根ほり葉ほりいろんなことをきこうと思ったのだが、肝心の「どうしてくっついたか?」ということに関しては、2人とも頑なに口を閉ざすのだった。
まあ、めでたいことだからどーでもいいやそんなこと。(ホントはききたくてききたくてしょーがない。)
そうこうしてるうちに、あっという間に4月2日。
もともとキレイなきんちゃんの花嫁姿は、とても34歳には見えない美しさ。
けろっぴみっちゃんも、幾分、スリムになったような気がする。さすが新郎。
披露宴は、ふたりのカラーがよく出た、さながら音楽会のようなステキなものでした。
われわれ音萌のメンバーも、井手サン指揮のもと、「星条旗よ永遠なれ」を演奏し、2人の門出を祝った。久しぶりに校歌も演奏しようとしたのだが、全く忘れており、マウスピースへ向かって「まゆ清らかに〜」と唄う始末。
でも、矢野ピン(おっと失礼)にも喜んでいただけ、急にあの頃に帰ったようだった。二次会もほとんど同窓会のようなもので、8月とはまた違った「音萌の集い」でござんした。
みっちゃんの横では、往年のボーイッシュなかけらさえも見せない妻・きんちゃん。
きんちゃんのことを大事に大事に心から愛する夫・みっちゃん。
披露宴に出席しても、この原稿を書いていても、なーんかしみじみと「よかったね〜」と思ってしまう。
あとは、マニアックで、音感のよい、かしこいラッパ吹き2世の誕生を待つばかり。
会長、きんちゃん、ほんとうにおめでとう。おめでとう。
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