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                                 大野智也佳

 

 音萌の会会員のみなさん、こんにちは。59年卒のふぁごっと吹きです。昭和59年卒といえば、かつて、音萌会員の宛名書きで一番いやがられた、てんこ盛りに会員が存在する、あの学年です。かつては音萌で「(昭和)○○年代の登場!!」ともてはやされたこともありました。いまや会長職までをも浸食してしまうこととなってしまいました(会長、ごめんなさい)。

 そんな私たちも、気がつくと音萌会員のちょうど中間世代となっておりました。今回は、中間世代に文章をという音萌役員のあたたかい配慮があり、某フルート奏者の辞退により私にお鉢がまわってきたものです。ちなみに、このフルート奏者は、2000年夏、「シクラメンのかほり」でねちっこいソロを披露し、指揮者、会員、観客を黙らせた、あのフルート奏者(59年卒)です。

 そろそろ本題に入らねば・・・・

 「今回の演奏会を振り返って」というのが、私に与えられたお題でした。今年は2日めから参加したので、練習における雰囲気をも味わうことができました。なんてったって、練習場所の空気環境が悪かった!!!というか、練習場所内にある某所からの臭いが耐え難いものでした。トランペット、パーカッションの方々、ご苦労様でした。練習参加人数は本番直前まで、想像を絶するものがありました。音萌名物、「ない旋律歌いまくり」が繰り広げられましたが、フューゲルホルンの御二人のご尽力により、ずいぶん曲が通りました。ありがたいことでございます。

 第1部の練習はいつも遅刻し、最後の追い込みに賭けるいつものパターンに陥ってしまいましたが、選曲の良さ?のせいかなんとかついていけました。第2部は今年初めて合同演奏に加えてもらいました。「わたし、曲知らないんですー」っていう現役高校生の言葉に、音萌中間世代を心から実感しました。曲はわかるんですけどね、「スターウォーズ」がこんなに難しいとは思いませんでした。つい、直前特訓してしまいました。現役もかなり練習を積んでいたようです。学生指揮の深井君、ご苦労様でした。知らない?曲を指揮するのは大変だったと思いますが、とても新鮮でした。苦しんでこだわって曲を作っていって初めてなにかをつかめるのではないでしょうか。こだわってといえば、「ウエストサイドストーリー」で綿密な打ち合わせをして、ハンドクラップと打楽器のアドリブをやりました。練習のなかで、細かな意見が音萌会員から次々とあがるのを聞いて、「そんな(どうでもいい)ことにどうしてこだわるんですか?もっと重要なことは他にあると思うんですけど」と現役が漏らしていました。確かにその通りだとは思います。私も現役のときなら、同じことを言ったと思います。でも、音萌では「こだわり」最も大切なことの一つではないかと思います。それに練習しただけ、本番に成果が出ることではなかったかな?決めるべきところで決める、ということでしょう。第3部の「展覧会の絵」は、えーまたーと思っていたら、M嬢がにこにこして「わたし、前回は高校生でしたー」と教えてくれました。7年ぶりだったんですね。指揮者の「○○なのが好みなんです」というリクエストにお応えしたりなんかして、けっこう楽しみながら練習しました。しかし、困難な個所は最終的にまじめなふぁごっと吹きI氏に押し付けてしまい、ちょっと反省しています。ごめんなさい。来年はちゃんと別の人にお任せしますんで…?!

 前述のフルート奏者とも話したのですが、練習を通して、言いたいことは言ってきた(うーん、なんて進歩だ)ので、音萌中間世代としての役割は果たせたと勝手に満足しています。

 

おまけ

 15日当日、知り合いのふぁごっと吹きおじさん(ニュージーランド人)が演奏会を聴きにきてくれました。彼にとって吹奏楽はほとんどなじみがないく、なじみのない楽器や、いろいろな楽器の組み合わせやサウンドが聴けて、とーっても楽しめましたとの感想をいただきました。…彼にとって音萌の演奏が吹奏楽の標準となってしまったのではないか…うれしいようなこわいような…





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