2nd STAGE
<指揮者紹介>
●阿久津 知先生
いわずと知れた松山東高の熱血国語教師。なんと音楽の先生ではありません。生徒に言わせると「授業は厳しい」「やるべきことをやってないと叱られる」そうです。実はOB会の一員(現役の頃は部長さんでした)です。凄く上手なコントラバス弾きです。音楽に関しては相当のこだわり派です。ご本人に言わせると「高校生の頃は音楽のことしか考えていなかった」そうです。自分たちでコンクールの自由曲を決めて密かに練習して、当時の顧問の先生に無理矢理ウンと言わせたとか、松山市南方の某高校顔負けのリヤカー練習をしたとか、その頃のエピソードを聞くとさもありなんと思いますね。昔はもう少し体型が細かった…ような気がしますが、音楽と教育に掛ける情熱は高校生の頃から変わりません。新任の山崎先生ともども、これからも松山東高吹奏楽部を宜しくお願い致します。
<曲目紹介>
▼カンタベリー・コラール (ヤン・ヴァン・デル・ロースト 作曲)
アクツサトルと愉快な仲間たち(1,2年新生東高吹部)で演奏するカンタベリー・コラールです。教会を思わせる敬虔な雰囲気のこの曲をお楽しみください。
▼Everyday、カチューシャ (井上ヨシマサ 作曲)
食う、はじける、騒ぐ、笑う
飲む、飛ぶ、跳ねる、叫ぶ
そしてタクトを振る…
これがセンター(指揮者)である彼女の日常。
そんなちゃんもりこと森田紘未が振る曲は…
毎日カチューシャをつけているあの子が好き!
そんな純情ボーイ視点のこの曲を東高サウンドでお届けします
カチューシャをはずしながら不意に振り返るあの子の姿を想像しながらお聞きください!
▼課題曲W「南風のマーチ」 (渡口公康 作曲)
本年度全日本吹奏楽コンクール課題曲。作曲者は当時現役の国立大学生。冒頭は典型的な金管のファンファーレで始まりますが、いかにも今時の大学生らしく、どこかJポップ風の旋律が魅力的です。中間部のホルンとアルト・サックスのソロを経て、これは本当に珍しいフルートが現れ、溌剌とした後半になだれ込みます。
▼自由曲「ダフニスとクロエ」から夜明け・全員の踊り (M・ラヴェル 作曲)
モーリス・ラヴェルの最高傑作の一つ。物語も後半にさしかかり、森の中で深く眠っているダフニスが夜明けと共に目覚め、やがてクロエとの再会を果たして、最後の狂乱の抱擁へと続く場面の音楽です。木管楽器は終始細かい十二連符に悩まされます。楽譜を見ると黒いミミズが延々と這っているようです。さすが天下の名曲だけあって、和音は繊細、リズムも構成も複雑、でもやればやるほど奥の深さが分かります。今年の現役の総決算の演奏をお楽しみ下さい。
▼リトルマーメイドメドレー
勉強が得意で音楽とチューバをこよなく愛する彼。
東高吹奏楽部に必要な人材である彼。
そんな彼、奥村晴人君が振る曲はディズニー映画「リトルマーメイド」より、
3曲のメドレー。
ラテンのノリで軽快な「アンダー・ザ・シー」と「キス・ザ・ガール」そして各ソロ奏者たちが 美しい旋律をしっとりと歌い上げる「パート・オブ・ユア・ワールド」。
1、2、3年生揃っての演奏は最初で最後です。この曲限りで3年生は引退となります。
東高吹奏楽部全員でお届けするディズニーの名曲をどうぞ。
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