演奏会雑感
大元佳奈(H6年卒)
今回のプログラムには音萌からのメッセージが盛り込まれています。
第1部の「ひまわり」はNHKドラマ「てっぱん」の主題曲。お好み焼きが焼けていくさまを表現した「てっぱんダンス」が印象的でした。家族の絆、音楽の力が描かれたほっこりする作品です。ちょうどドラマがクライマックスを迎えたころ、あの大震災がありました。ドラマの放送も中断し、テレビからは震災関連の番組しか流れなくなりました。
日本の東半分に大きな被害をもたらした災害は、多くの悲劇を生みました。しかし、このお盆のニュースでは家族で休日を過ごす方が増えたとのことでした。あんなことがあったからこそ、家族や友人との絆を見つめ直すきっかけになったのでしょう。
「明日に架ける橋」はサイモンとガーファンクルの名曲で、
Like a bridge over troubled water I will ease your mind
傷ついた心を支えてあげようという歌詞には心を打たれます。
2部で現役が演奏する「Everyday、カチューシャ」はCDの売上の一部が義援金になったそうです。
チャリティコンサートや歌手による慰問の様子を見ると、音楽の持つ力を感じずにはいられません。遠く離れたこの松山からわれわれに出来ることは、心をこめて演奏することです。家族との、仲間との絆を見つめ直すきっかけになると信じて。
ふたたび毛の話
「TANK!」はアニメ「COWBOY BEBOP」のOP。主人公のスパイク・スピーゲルは宇宙を股に掛ける賞金稼ぎ。截拳道の使い手です。そしてヘアースタイルは無造作なもじゃもじゃ。
今回「ひまわり」と「情熱大陸コレクション」の2曲が選ばれた、作曲家でバイオリン奏者の葉加瀬太郎。もじゃもじゃ頭はTVでもお馴染みですね。
「明日に架ける橋」のアート・ガーファンクルはちょっと薄めのもじゃもじゃ。
「アルルの女」のビゼーは音楽室に肖像画がありましたね。ひげ、メガネ、そしてもじゃもじゃ(たぶん自前)。
「シャコンヌ」のバッハは言わずと知れたも羊のようなもじゃもじゃ(カツラ)。
そして第2部。あなたの目の前にもう一人!
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