ごあいさつ
音萌の会会長 戒能 哲雄
本日は私ども音萌の会の演奏会にご来場賜り、誠にありがとうございます。
お陰様で、この演奏会も今回で46回を数えることとなりました。重ねて御礼申し上げます。
さて、説明と申しますと大袈裟ですが、この演奏会は第一回から現在に至るまで「演奏会」との名前で開催させていただいております。毎年お盆頃に催しており、言わば定期的に開いている演奏会ですが、「定期演奏会」を名乗ってはおりません。これは当初、吹奏楽部に所属した者がいつまでもその熱い気持ちを忘れないようにする演奏会、言わば「自分たちのためにやるわがままな演奏会」として始めたものだったからと聞いております。「何よりいつでもやめることができるようにしておくため」と冗談めかして語る者もおりますが、やめることなく続いておりますのは、なんと申しましても皆様の暖かいお励ましとご理解、ご指導に因ります。
ところで、演奏会を開催するということは、同時に社会的責任を伴うものであるということを、私どもはこの長い歳月の中で痛感しております。実際本日も皆様のお時間をお借りしておりますし、大変多くの方にお力をいただいてこの演奏会が開催できるところとなっております。それら感謝を忘れないためにも、私たちはおそらく今後も、自戒を込めて「演奏会」との名前で演奏活動を続けていくことでしょう。
今回も私たちは皆様に楽しんでいただける演奏会となりますよう練習に励んでまいりました。本日はこの春卒業した会員から古希を迎えた会員までという幅広い年齢層でお送りいたします。今後とも温かくお見守りいただき、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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