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『ご無沙汰しております。』                   H25年卒 臼坂祐子

 みなさんお久しぶりです。元クラリネットパートの臼坂祐子です。ある休日、お昼に学校の食堂で温たまぶっかけうどんをすすっていたら携帯が鳴り、画面には「井手さん」という文字が表示されていました。あまりにも久しぶりの井手さんからの電話に驚いたと同時に、一年前まではこんな風に井手さんと部活のスケジュールの確認をし合ったりしてたなあ…と懐かしく感じたり。その電話でこの原稿の話を頂いたので、近況などについて書かせていただこうと思います。

 岡山大学に入学してから早三ヶ月、モラトリアムを存分に満喫しています。私の下宿先は学校のすぐ近くにあり、その外観と「コンチネンタル」というふざけたアパート名のせいで友人に馬鹿にされつつも快適に過ごしています。

 大学では音楽団体には入っていませんが、ときどき公園に行ってマイ楽器と戯れたり、オケの見学に行ったり、今でも音楽は生活の大事な一部となっています。そして、東高吹奏楽部として活動した日々のことを懐かしく思い出したりもします。
私は現役時代、勝手に楽譜の棚を漁っては憧れの曲の楽譜を引っ張り出し、フルートやオーボエの彼らと集まってアンサンブルしたり語り合ったりしました。この楽しい音楽の思い出は私の宝物です。今の時期、コンクールが近づきピリピリした空気になってきたんじゃないでしょうか。音楽が思うように流れなかったり、うまく相手に気持ちを伝えられなかったり、辛いことがたくさんあると思います。そんなときだからこそ音楽の楽しさを思い出してください。コンクールの賞とか規格とかそんなものは投げ出して、仲間の音に耳を澄ませてみてください。あの子の音が流れてきて自分の音が乗っかる、みんなの音が響く…っていう瞬間が私はだいすきでした。ああ〜なんか感傷的になってきました〜吹奏楽したいです〜(笑)どうにもこうにもいかなくなったときはそこらへんの部員を誘って好きな曲のアンサンブルでもしてみてください。いい息抜きになると思います。

 とまあいろいろ書いちゃったわけですが、晴れて音萌の会員となれたので現役生のみなさんを全力で応援していきたいと思います。皆様が良い音楽に出会えることを願っています。




  

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