H13年卒 深井大輔
Tさんの要請により、少しだけおじゃまします。
まず始めに、この文章を読んでいるであろう東高の後輩の皆さん、お元気ですか。僕は元気いっぱいです。まさかこのような形で皆さんのお目にかかれるとは思ってもみませんでした。また今年から新たに加わった1年生の皆さん、初めまして。前部長の深井大輔といいます。現在、京都大学教育学部の1回生です。ついでにH13卒の同級生の皆さん、お久しぶりです。いよいよ深井君の登場です。この文章を書いていると、皆さんと平和に過ごした3年間が走馬燈のように頭の中を駆け巡ってゆきます。毎日ユーフォを吹いては広範なレパートリーとあまりにも狭いストライクゾーンを誇るギャグ(イサオ先生にはかないませんが)を何のためらいも恥じらいもなく発し、さらには「みんなで基礎練しなきゃダメだね。」とかなんとか言って自分の趣味で指揮棒を振り回して、吹奏楽をも振り回していたような気がします。こんなんじゃダメだなと思いつつズルズルと後退してしまう毎日でした。それでも1歩でも半歩でも進みたいという気持ちだけはあったから何とか最後まで皆さんと一緒に行けたのでしょうか。
僕は今、京大の交響楽団でトロンボーンを吹いています。学生のオーケストラといっても、結構上の年代の方や他大学の人(学生指揮者は東大生らしい)と接する機会もあり、音楽に対する姿勢も真でレベルも非常に高いです。入る前は今までのようにやっていれば何とかなるだろう、とちょっと大船に乗った気でいたのですが、実は沈没寸前だったことに気付きました。そういうわけで自分のこれまでの技術ではやっていけないと思い、トロンボーンのプリンス(?)となるべく修行し直しているところです。やはり、広い世界に出てズームアウトしたり新たな刺激に出会ったりすることは大切ですね。これは音楽の問題だけにとどまらないと思います。勉強ということについても、今まで考えなかったようなことに気付かされる、気付かなかったわけではないけれど当たり前と思っていたことが実は興味深い研究の対象となりうる、大学ではそんな発見をたくさんさせてもらっています。
そんなこんなで京都で暮らし始めて早くも2ヶ月以上になるわけですが、1人暮らしは順調です。特に変わったこともありません。京都はいいところです。掃除や洗濯は思ったより楽でした。近くにスーパーやコンビニもあるので便利です。ただこちらに来てから、いくら食べてもおなかがすくので困っています。毎日夜食が食べたくなり、これではプリンスと言うよりむしろプリンの食い過ぎです。どうにかならないものでしょうか。
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