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わたしに2ページも与えるとこういうことになります。恐怖の超内輪ネタ。会報でやれって?

ロクソツ!

H6年卒 大元 佳奈

 H6年の3月に東高を卒業した我々は、音萌独特の名称で「H6卒」と呼ばれます。昭和のSが付くのは44年〜63年の20世代、平成のHが付くのは17世代。そのなかで我々は「音萌12」。卒業したて(今回で言うとH17卒)が「音萌1」、2年目が「音萌2」とカウントしていくのですが、「音萌10」になったときには「ヤバイ!まだ結婚してねーよ」と思ったものです。今ではすでに諦めの境地…。東高から巣立ったときには想像もつかなかったこの現状…。ちなみにH6卒で会員名簿に名前があるのは15人、演奏会に近年参加しているのは6人、うち5人が未婚。キャー!音萌に出てると結婚できないの!?ちなみに愛媛県内に残っているおーもと(大元)、久美ちゃん(宮内)、みずまん(水摩)、山ちゃん(山根)の四人合わせて4ババと言い、いまだに遅すぎる花嫁レースを繰り広げています。こうなったら「4ババの館」というグループホームを建ててしまおうかという話まで出てたりして。
※なんだか「4ババ」ブームです。先生までがそう呼び出しちゃって他の3人はおかんむり?
 我々が現役のときは練習場所に恵まれていませんでした。グランドでロングトーンをしていると弓道部から、「気が散るけん、せめて曲をやれ」と言われ、通信制の授業があるときは柔剣道場や明教館で大汗かきながら合奏し、中庭で練習しては図書館の先生ににらまれて…。最悪のときはなんと石手川の河原で合奏したんですよ。リヤカーに楽器を乗せ、えっちらおっちら。ここのなにが最悪って蚊!蚊の巣窟なんです。みんなが泣きながら足をバタバタさせるという無駄な努力をしながら練習していると、涼しい顔をした奴が一人…。りゅーじ(松岡)、その腰につけてるのはなんじゃ!?カヨセズスリー?音波で蚊を寄せ付けない?自分だけ助かる気かい!そういやあんたは小学校の自然科学教室で五色浜行ったとき、季節はずれの寒波でみんな震えてたのに一人だけカイロ持ってやがったな!とまあ、むかし用意周到なりゅーじの折りたたみ傘に入れてもらった恩はすっかり忘れてののしるおーもとでした。
※五色浜の件は本人は覚えてませんでした。ちなみ文章はに事後承諾です。
 現役のとき南地区カラオケ大会というものがしばしば開催されました。お城より南に住んでいる部員が集まって石井の『メロディ』とか砥部の『サンシャイン』でカラオケを歌いまくるイベント。交通手段はもちろんチャリ。当時はみんな若かった…。人が歌っているときはソファの上で踊りまくり。そのときの定番ソングは「マイ・レボリューション」、「M」、「フレンズ」。そしてなぜか「水色の雨」、「あなた」が久美ちゃんのオハコだった…。舞さんはいつも自分の体験をからめて選曲してたなあ。みずまんはマニアックにパトレイバーのEDとか歌ってたし。私?軍歌を歌ってた気がするなあ。みんなおかしいよ!
 チャリと言えば、砥部温泉にチャリこいで行ったこともあったなあ。行きしは急な上り坂で何度も挫折しかけ、帰りは急な下り坂の猛スピードで湯冷めしたっけ…。
※久美子は「水色の雨」はそんなに歌ってないと主張。そうだっけ?
 私たちの現役時代は、練習時間が長すぎて勉強するヒマがなかったのか、たまたまおバカさんが多かったのか、数学の苦手な部員がたくさん。部長のりゅーじを始め、3年生がみんな合奏に出ていないので矢野先生激怒。もちろんみんな雁首並べて数学の補習に出ていました。周囲は野○部、ラグ○ー部。これを三大おバカ部と言う…。
※他部にことわりもなく!りゅーじはそんなに補習に出てなかったと言っております。
 授業中、久美子からの手紙がよく回ってきました。たけのことかセーラー服とかの形に折られたルーズリーフにあの達筆で実にくだらない内容が書いてあった。借りてた漢文のプリントを返すの忘れてたとか、習字の時間には半紙に縦書き小筆で投げ文みたいにたたんであって。
当事には携帯電話でメールなんて想像もつかなかったなあ。クラスでたった一人ポケベル持っていたコがいて、ピロピロ鳴っては教室を出て行くのでひそかに「パー子」と呼ばれていた…。
※模範的生徒だった久美ちゃんは授業中ではなく休み時間に手紙を回していたんだと怒ってました。はて?
 私たちが在籍した3年間、野球部の県予選はなぜかずーっと今治球場。コンクール前の貴重な時間、移動のバスの中でも楽譜を広げて勉強会。当然車酔いの続出。久美ちゃんは手首に1円玉を貼って酔い止めだと言っていた。効いたかどうかは本人に聞いてね。
※ほかにも民間療法をあれこれやってたのに、本人は否定するんですよ。
 そんな久美ちゃんには部活で初めて顔を合わせたときに
「大元さんは『佳奈ちゃん』ね。」
と呼び方を決められてしまった。
「えーっ、今までは『おーもっちゃん』て呼ばれてたんやけど。」
「だって結婚したら苗字は変わるやろ。だから名前のほうで呼ぶんよ」
高校1年にして気にしていた改姓はいまだにありません。
※他のメンバーよりこの文章によく出現するので久美ちゃんに出演料を請求されました。
 山ちゃんとは小学校のときにトランペット鼓隊で一緒でした。楽譜のまったく読めないおーもとによく歌って教えてくれたものです。巨人の星とかね。そしていまだに音萌で同じことをしている…。我々の中で一番の人格者。あんなに真面目だった山ちゃんは今じゃキャミソール度No.1のセクシーババーンで、時々合コンに誘ってくれるんですよ。
※山ちゃんは打ち上げでもフェロモンを振りまいていました。セクシーババーン…
 舞さんは高校当時からすごかった!ブランド品を身に付け、自由かつ大胆。癒し系の笑顔で、することはいつも豪快そのもの。大学に入った後の舞さんはノロケ話もワールドワイド。謎のイタリア人の話には一同唖然。しかし今じゃ唯一の既婚者。音萌の演奏会をやっている今ごろはイギリスで遊んでいるはずです。
※参加していない舞さんにも、もちろん断りも無く!
 みずまんはホニャッとしてても慎重派。恋愛にも非常にオクテです。高校時代もみんなでたきつけたのに盛り上がらなかったなあ。しかし社会に出てからは一流企業を辞め、いまじゃ某公務員。その決断力と努力は脱帽です。ちなみにみずまんの部屋に遊びに行くと、サプリメントとカップ麺がゴロゴロ。健康器具と低反発マクラに埋もれて生活しています。
※みずまんは文章を読んでもただおだやかに微笑んでました…。後がこわい?
 さて、私ことおーもとはというと現役時代はパート日誌を書くのをサボり、数学の補習の常連。授業中に居眠りしてチョークが飛んできたり、キューリ切りの検定で一人だけ夏休みに再試験受けてたり。モットーは「生きたいように生きる」ですが、なかなか思い通りにはなりませんなあ。
※自分ネタが少ない?いつも赤裸々に語っているからいまさらねえ。
 そんな個性派集団のロクソツが今年も集まりました。きっとなにか起こるはず?




   
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